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テーマ:今日の健康状態は?(10617)
カテゴリ:カイチュウ博士の健康四方山話
今、頬がリンゴのように赤くなる「リンゴ病」が流行しています。 正式には「伝染性紅斑」という幼児の病気として知られていますが、 大人が感染するとひどい関節痛などを併発します。妊婦では流産 や死産の恐れもあるため、注意が必要です。 伝染性紅斑は4~5歳を中心に、9歳以下の子供が約9割を占め るウイルス感染症です。4~5年ごとに1度の流行があることが知ら れています。この1月から全国の患者数は2000人を突破し、昨年 の同時期にくらべて約6倍になっています。2002年と07年に次ぐ 流行になることが考えられます。患者数が最も多くなる夏に向かっ てますます流行が拡大するとみられます。 この病気に感染すると、1週間ほどで鼻水やせき、発熱など風邪 に似た症状が出ます。この頃はウイルスの排出量が最も多くなりま すが、その時点では病名を特定することができません。 感染から10日から20日ぐらいたって初めて両頬が赤くなったり、 腕や足にレース状の発疹が見られます。そうなって初めて「りんご 病」という診断がつきますが、この時には他人には伝染しません。 ワクチンもありませんから、予防は難しいとされています。 子供に感染しても大したことはありませんが、大人、特に妊婦の 感染には注意してほしいと思います。感染経路は飛沫と接触です。 風邪気味の人には妊婦は近づかない方がよいでしょう。
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Last updated
2011.12.17 14:25:26
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