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もうすっかり日も昇りきった朝10時。
暑くて目を覚ました私を待っていたのは、グッピーの産仔だった。

人間などの哺乳類の場合、子どもは頭から出てくるけど、
グッピーやプラティー、モーリーなどの魚の場合は尾びれから出てくるようだ。
まず、尾びれが出てきて、続いて尾筒。
（観察してみると、稚魚が尾びれを懸命に振っていることが分かる）
尾筒まで出てくるとあとは一瞬。スルリ、と小さな稚魚が泳ぎだす。
生れ落ちた瞬間から、そこは弱いものは強いものから捕食されてしまうという弱肉強食の世界。
自力で泳ぐ力のあまりない稚魚は、泳ぎだしたほんの数秒後に親魚などの餌食となってしまう…

以前までは産仔しそうな♀を、隔離はしなかった。 しかし、今回は出来るだけ多くの稚魚を成魚にしようということで、 専用の産卵ケースを用意して♀の産仔に挑んだ。 隔離をしたお陰で、稚魚が親魚などから食べられるのを防げたし、 グッピーの出産シーンを、じっくりと間近で観察することが出来た！ （なかなか感動的でした。上手く画像が撮れなかったのが残念…） 生まれた稚魚の数は30匹。何匹、成魚にすることが出来るだろうか