出でよ 謝罪会見コンサルタント!
皆様がご承知のとおり、今年の漢字一文字は『偽』でした。もう一文字を選べといわれたならば、私は『謝』を選びます。『感謝』ではなく『謝罪会見』の『謝』です。昨今は評論家ばやりですから、今に『謝罪会見評論家』が出るかもしれません。さらに、不祥事を起こした場合に備えて、『謝罪会見をいかにして乗り切るか』を指導するコンサルタントがあらわれても不思議ではありません。昨日の朝、某テレビ局が『2007年イケテナイ謝罪会見ランキング』を発表していました。つまり、世間の顰蹙をかった、または呆れた謝罪会見ランキングです。輝く第一位は、大阪のボクシング一家でした。その番組の出演者は、自分が思うイケテナイ謝罪会見の主役をあげていました。その中に『船場吉兆のおばさん』がありました。私は、その謝罪会見のニュースを見ていなかったので、その意味がわかりませんでした。本日の昼、別なテレビ局の番組を見て、わかりました。謝罪会見には『船場吉兆のおばさん』と男性が出席していました。男性は、そのおばさんの息子ですが、何も説明できず、おそらく記者団の質問にも答えられなかったのでしょう。そのおばさんが、息子になんと言ったらいいかを小声で教えているのですが、それが全てマイクに拾われて、全国に流されていたのです。息子も息子なら、母親も母親です。母のあの卑しさ、特に目がなんとも卑しさいっぱいです。都合が悪くなると、とたんに耳が遠くなるという特技を持っています。私は、吉兆などに行ける身分ではありませんが、もし行けたとしたら、料理の向うにあの顔を思い出して、せっかくの料理がまずくなるでしょう。