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カテゴリ:人を動かす
この本を読みました。なんと壮絶な人生! 「手に職をつける」という考え方から「頭に職をつける」という考えにかわり、 海事代理士、行政書士の資格を得た地点から、本の印象がガラリとかわります。 資格1つで、こんなに人生が変わるのかと、びっくりする。 入ってくる年収がかわり、「せんせい」と呼ばれるようになり、 人を助けることができるようになっていく。 前半の物語の人物と同じ人だよね?と疑ってしまうぐらい。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 この本はすべてが印象に残るけど、その中でも1つ心に残ったのは 「法律は大人のケンカの武器になる」 という言葉です。 子供のころのケンカは暴力だった。自分を守るために。 でも結局、相手とは対等な立場になれず、友達がいなかった。 大人になって働くようになって、暴力を使ったら解雇になる。 泣き寝入りするしかなかった。 それが、「法律」という武器を手に入れてから、 社長のような大人とも対等に交渉ができるようになった。 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 「労働者には自分でやれることはやってほしい。 これは監督官不足の問題を抜きにしても言っておきたい。 監督官が労働問題解決の代行をやってくれるという他人任せでは、 自分が求める結果は得られません。 だから、労働者に闘う意思があるならばサポートします。 ある若い労働者がさぼりのぬれぎぬを着せられて 給料を払ってもらえないから助けてくれと相談に来たとき、 使用者に誤解があるなら もう一度自分で説明に行ってはどうかと いろいろアドバイスしました。 彼は最初こそ怖がっていましたが、自力で給料を受け取ることができました。 田島 私も、20代に同じような体験をしました。 アルバイトをしていた運転代行会社で無断欠勤扱いされて給料をもらえず、 即解雇された。専務の許可をもらって休んだのですが、 彼が社長に言い忘れていたんです。 労基署の監督官に泣き付いたら、 「捜査は何カ月もかかるかもしれないから、自分でやってみては」と。 助言通りに労基署に相談したことにも触れた内容証明を送ったら、 社長から電話がかかってきて 「金払っちゃる。労基署にまで駆け込んで怖いやつだ」と白旗を揚げた。 これが大人のけんかだと知りました。 法律は武器になる。 そう思って私は法律家の道へ進み、行政書士になりました。 自分で声を上げた上で 労基署、労働組合、弁護士といった専門家に 手伝ってもらうというのが本来のスタンスなんだと思います。」 。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 7, 2017 08:53:03 PM
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