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カテゴリ:知らなんだ~!シリーズ
「はな」といえば 俳句の世界では、春の季語 として「さくら」を意味しますよね。
花の雲鐘は上野か浅草か(芭蕉) 竜門の花や上戸の土産にせん(芭蕉) しばらくは花の上なる月夜かな(芭蕉)
この「花=桜」という合意事項が 生まれたのは、 なんと平安時代までさかのぼります。
それ以前の万葉集の時代には 花と言えばむしろ 梅を指す場合が多かったようです。
遣唐使が廃止されるまでは 唐の漢詩などに倣って 梅を愛でるのが風流 とされていたからでした。
ところで、その梅の花ですが 和菓子を調べているうちに 「このはな(此花)」といえば 百花に先駆けて咲く梅 を指すということを知りました。
↑こちらは私が作った 和菓子、練り切りの紅白の梅
緑のイルカみたいなのは、 いちおうウグイスです(笑) (うぐいす=初音)
こちらは、名店「とらや」さんの 木の花 販売期間:2018年2月1日〜2月15日 とらやさんの店頭にて販売。
このはな=梅のいわれは・・・
「難波津に咲くやこの花冬ごもり 今は春べと咲くやこの花」 出店 古今和歌集 「仮名序」 作者 王仁(わに)
冬の間はこもっていた花が、 いよいよ春だと、この花が咲いたよ
第16代仁徳天皇が即位される時に、
陛下の治世が末永く続きますように という願いをこめた、祝福の歌です。
なので、「このはな」という時 ただ単に梅の花の異名 というだけではなく こういった様々なニュアンスも 含んだ言葉なんですね!
日本の文化って 本当に奥深いです。
今日の「知らなんだ~!」で 学んだこと このはな(此花)=梅 人気ブログランキング ブログランキングに参加しています 応援していただけると嬉しいな☆ (*^_^*) この日本橋長兵衛さんの 「東京マルサンカク」
私の大好物です。
外側はシャリシャリとした口あたり、
〈しょうが・あかうめ・もも・ゆず・ぶどう・いちご〉
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最終更新日
2018/01/16 08:21:23 PM
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