父の容態悪化、本日、退院する。
容態が悪化すれば、退院はできないだろうと思うのが普通だ。ところが、今日、父は退院してきた。もちろん、ストレッチャーによる寝台タクシーを利用した。17,000円のタクシー代。昨日の18時、家のリビングルームに、レンタルのギャッジベッドを置いてもらったので、すぐ隣はダイニングだから、家族の声が良く聞こえる。父は頭もクリアで耳も良く聞こえるから、良いのだろう。「やっぱり、家に帰りたい」これが父の願いだった。今、帰らなければ終わってしまいそうだ。あと一週間持つかどうかもわからない。父の意思を確認したのが昨日の昼時だった。それから、私は訪問看護師と相談し、主治医と相談した。病棟の看護師長は退院は無理だといったが、訪問看護師は「患者さんの医師を尊重しましょうと」言ってくれた。毎日、訪問看護に入ることにしてくれた。点滴は持続することにし、訪問看護師さんにセットしてもらうことになった。母親にはできるだけ負担がないようにしようというのが狙いだ。すでに、バルーンカテーテルが入れてあるので、おしっこの心配はない。あとはタール便のケアだけだから、大丈夫。毎週、木曜日には主治医が訪問診療してくれる予定。次回の木曜日にIVHポートの抜針する予定。娘の結納は予定通りすることにした。大丈夫できる。相手方のご両親にもわかってもらおう。父にはそれまで、持ちこたえて欲しい。それ以上、頑張ってとは言わないが、2月3日(土)まで頑張って欲しい。点滴を1500から500に絞った。腹水が溜まって苦しがるからだ。当分、脱水にはならないはずだ。緩和療法の時期に入っている。できるだけ苦しまずに、看取りたい。お寺の住職には連絡しておいた。本人は本堂でお通夜と葬儀をしてもらいたいと希望している。今日、14時に父は自宅のベッドで落ち着いた。さて、私は今からお風呂に入ろう。