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カテゴリ:旅行
今熱いシャワーを浴び、渋くほうじ茶を入れて再び日記に挑戦。 フィラデルフィアは本日マイナス4度Cであった。 3時間ほど南へ運転し、メリーランドのわが家へ到着。 もっと暖かいと期待していたら、なんとマイナス5度C。 (どうしたらこっちの方が寒いのか) 木枯らしがビュービュー吹く中、友人ジョー&ヴァニーと息子ウィル、そして私たち4人はダウンタウンの有名なレディング・マーケット・プレイスと自由の鐘を拝見しに行った。 昨夜はヴァニー特製のファー(ベトナム語ではフォーではなく、ファァという風に発音する)をお腹いっぱい御馳走になった。大好きなファーのお供は濁り酒・キアンティ・ポートワインという意外な組み合わせ。最後の方はもうどうでもよくなっている。 ファーの作り方は彼女に教わり、もう何度も作っては食べているけれど、やはり自分以外の人に作ってもらったほうが美味しいと思う。(一日中匂いを嗅いでいないし) ファーは私の食生活に無くてはならない存在になっていることも事実。 娘たちも一体どこの国の者なのか他人には分からないくらい色々なエスニック料理が好きだし。 さて、今日はマーティン・ルーサー・キング博士の誕生日。アメリカに住むすべての人々が平等に平和に住めるようにと願う博士の記念日である。 彼が全米で大切な存在なのは、1950年代、黒人という人種がまだバスの後ろへ座らなくてはいけなかったり、白人が来たら席を譲らなくていけない、という法律がまだあったアメリカ南部のバス会社へのボイコットを奨めたのがキング氏。そのバスのボイコットは1年間も続き、倒産寸前になり、ようやく反人種差別の法律ができたとか。 そして有名な「I have a dream...」という彼の演説は今でも世界中の人種平等活動には欠かせないもの。 今日拝んできたフィラデルフィアのリバティー・ベル(自由の鐘)は、最初はその町のタウンホールのアメリカ独立記念のシンボルとして作られたものだったが、時が経つにつれて、すべての自由・平等・独立のシンボルになった訳である。 リバティー・ベルはつい最近まではアウトドアに設置してあったのだが、やはり記念婢、もしくは国宝なのだろう、今はインドアのもっと偉い、専用のビルに移された。マーティン・ルーサー・キング博士も1959年にライト博士と一緒にこのベルで彼等の平等活動を記念している。キング氏は1968年の盛大な平和パレードを計画していた最中、暗殺された。 7才のケイちゃんもアメリカ教育テレビで掲載されたアニメ番組『リバティーズ・キッズ』の場面となったフィラデルフィアに来れて嬉しかったようだ。 『リバティーズ・キッズ』はアメリカ独立戦争の様子を若者記者の目を通して学んでいく。主人公の一人はベン・フランクリン博士。雷にうたれ、電気を発見し、印刷所をフィラデルフィアに設けた人物でもある。(他にも数々の発明がある) そのベン・フランクリン博士の像も見つけ、ケイちゃんに見せたら、 「え、そんなに年とってたの?」(ズコッ!) 「テレビでは現役の年齢だったのでしょうね」とそれらしく答えたが、彼女はイメージに合わなかったらしい。 明日からはまた仕事。4日間という短いワークウィークだが、暗くならずにはいられない。。。そして、今夜は最低マイナス9度Cまで下がり、週末までどんどん天気も悪化するようだ。雪が降ると、すぐ政府(ワシントン)は閉鎖されるので、こちらも仕事に行かずに済むのだが。そんな事を祈っていてはバチアタリかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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