Chesapeake's ワシントニアン日記

今日久しぶりに家族会議を行った。
夫がオフだったこともあり、全員そろった食卓。
この機会をフルに利用することに。

ケイちゃんには「家族会議」とは全員が思ったこと、不満なこと、嬉しいこと、
提案など自由に話せ、改善すべきこと、してほしいことも恐れずに
メンバー平等に発言することを促した。

３年生となり、担任もブルク先生ではなく（涙）レーガン先生になり、
クラス替えもあり、宿題・読書で抵抗している彼女には何か不満が
あるのではという心配もあり、それを探り出す作戦でもあった。

担任との面談は来月なのだが、それまでに子供の色々な不満や希望も知って
おくのも便利だとも思っていた。

私はスコット同様、レーガン先生に親として未だに信頼しきっていないし、
宿題のプリントの説明不足、そしてコメントから読み取れる彼女の性格など
に不満を感じている。ひょっとしてケイちゃんも微妙に感じているのではないか。

カジュアルでリラックスしたプレッシャーのない輪の中でもケイちゃんは
レーガン先生は好きで、教え方も好きだという。不満のかけらも感じられない。

私も普段から反省していることを先に言い出した。

「ダディーも私もすぐ怒ったりするからケイちゃんに教えようとしても
分からないことがあるでしょう。何か変えて欲しいこととかある？
私達が教えても助けになっていると思う？」

すると、ケイちゃんが言った。

「ううん、とっても助けになってる。変わらなくていい」

お世辞でもないし、ウソでもない顔。普通の人にはなんとも感じられないかも
しれないコメントだけど、泣きたくなるほど嬉しかった。

私は実は、娘に救われる運命にあるのかもしれない、というのは大げさでは
ないかもしれない。

仕事、趣味、その他には自信をもってなんでもやりこなそうという私があるのに
子育てに対してたまに感じる不安。

ピアニストが生徒を教えることによって成長するように、
こうして子育て・我が子を通して人間として成長するんだな、と実感する。

さて、担任＋両親のコンビが問題でなければ、他になにか悩みがあったりする
のだろうか、と訊いてみると、「ある」とケイちゃん。

実は、、、２年生のクラスからずっと一緒のモイゼス君に毎日のように
悩まされているとのこと。

モイゼス君はクラスで一番大きな男の子で、ハーフ黒人・ヒスパニック。
去年の授業参観でご両親が３兄弟のクラスを交代で行き来しているのを
見て可笑しくって一緒に笑ったのを覚えている。

そんな素敵な両親をもつモイゼス君、ケイちゃんと友達グループにいつも
ちょっかいを出しているらしい。ケイちゃん自身、消しゴムをとられたり
ぶたれたり、パンチされたり・・・

「ひどいのよ、仲間に入れろとか、僕は正義の味方で悪者を征伐するとか
君なんか大嫌いだとか言うの」

・・・・・これはひょっとして、、、（￣ｍ￣*)

スコットとすばやく視線を交わし、とりあえず、暴力はいけないから
無視してもエスカレートするようだったら担任や大人にちゃんと言うんだよ
とか、もしどうしても直らなかったらご両親に相談することを言って
慰めた。今はきっと彼がどうしてこんなことをしているかを説明しても
信じてくれないだろうし。ただ、納得できることは、彼は仲間に入れて欲しく
ケイちゃんが友達が沢山いて羨ましいんだよ、とは説明できた。

「トミー君が同情してくれて一緒にグループで行動してくれてるの」
なんていうケイちゃんに、
「フランコ君たちはちょっかい出されてないから、グループに一緒に
さそったらどうなのかしら」
と促したら
「ううん、フランコ君はグループが違うから・・・」
と断言。

小学生も色々だなあ、と思った今宵である。

Rosemintさんのブログで読んだ「寝る前のおまじない」という素晴らしい
アイディアを頂いた。あまりにも感激したのでメールさせていただいたの
だが、ケイちゃんと共に、自分自身への自信強化のため、ベッドタイムに
彼女のおでこに手をおき、ポジティブなおまじない・チャームを唱える。

初めて読ませていただいたとき、心に響き、すごく効き目がありそうな
予感。思ったとおり、ケイちゃんは喜び、私も親として愛情を寝る前に
注げる儀式となった。（Rosemintさん、本当にありがとう！）

今夜も
「マミー、これからもグッドラック・チャーム唱えて」
と、家族会議でケイちゃんは言った。

明日のスペリングテストは自信をもって挑め、彼女の持ち前の人柄で
どんなこともこなせ、将来は素晴らしい大人になるでしょう。

Good night、ケイちゃん。願わくは、輝ける将来でありますように。