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カテゴリ:6-2・指導(家庭練習)
「あそび弾き」は、自由に弾く事です。まさに、遊ぶように。
はじめてピアノを習う時、お母さんからみて 「おもちゃのピアノをあたえたら、なんか弾こうとする!才能があるんじゃないか??」 「幼稚園で先生がピアノを弾くと、すぐ横に行ってみにいったり」 「幼稚園の音楽会では、ピアニカもはりきって弾いてるみたいだし」 楽しんでいるわが子を見たら、きっとどんなママもそう思いますよね。 しっかりもののお子さんは、さっそく 「わたしピアノならいたいな」 なんて言い出す子も早いうちからいます。 期待いっぱいで習いだし、順調順調・・ と思っていたら・・・ やっぱり難しくもなるし、練習しなくては弾けなくなることもあるし。 ピアノよりお友達と遊ぶ方が楽しくなったり、テレビも楽しいし、学校に入れば勉強もしなくちゃならない。 ず~っと順調にいくわけがないのは当然です。 私の経験ですが、お母さんがそれなりに弾けるお家に壁がはやく訪れます。 習いたての頃から、こんな場合もありますよ。 と保護者の方には話のタネにお話ししますが・・ 結構しっかり弾けているという事は、たいてい、お家での練習時間や練習環境を家庭で整えてくれている事が多いというのも事実です。 その環境のおかげもあって、レッスンもスムーズで、順調に上達します。 その環境が、「クセモノ」に変わる場合もあって、 「遊び弾き」 をできない環境にも陥る場合もありです。 ピアノを弾き出したとたん、お母さんもわかりますから、今がチャンスとばかりに 「宿題は」「もっと弾いたら」「指の練習は」「弾き方はこうしたら」「それ違うんじゃない」 言い出したら、やっぱりきりがなくなります。 そんな頃、ちょっと反抗期と重なったら、 「もういいよ!!ピアノきらい」 音楽一家のお子さんをレッスンしたり、いろんなご家庭のお子さんの経験から、家庭内の練習が肩身の狭い、自由にできない環境はやはり、つらいようで・・。 私自身の経験は、両親全く音楽関係ではなく、きっと様子がわからなかったのですね。 好き勝手に弾いても何も文句言われず、よい生徒、よい子どもではなかった私自身ですが、流行りの曲を弾いてみたり、好きな曲をしつこく弾いてみたり、家庭内では自由に楽しめた思い出があります。 今現在私の生徒で、音楽関係に関わる子達はやっぱり子どものころ、家庭では自由に好き勝手に弾ける環境があったようです。 確かにそんな子達は、まだレッスンしてないのに、小犬のワルツをめちゃくちゃながらも弾いていたり、テレビのコマーシャル曲のフレーズをひいてみたり、楽しそうでした。 遊び弾きのなかから、 「すきな曲」がうまれてきたり、結局自分で楽しい方法も生まれてきたりします。 楽しみが生まれてこなくては、長い長い音楽レッスン。1度の挫折でリタイアしてしまう事もありです。 挫折感の繰り返しで、継続があって見えてくるものなんですが・・ 継続した人にしかわからない醍醐味なんですよね・・。 説明しづらいですが。 結局「すき」になってしまえば、少々挫折しようが、練習する気にならなくても、まもなく復活する事もたやすい!と感じています。 ピアノの宿題も大切。地味なテクニックの練習も大切。 レッスンではそんな話言われてしまうのは当然。 私もやっぱり、つまらない練習も課題に出します。(ここは指導者として!) でも家庭では、自由に遊び弾きはすごく大切だと思います。 それが楽しいんですから。 自由に遊び弾きをしているときは、じっと見守ってあげるのもいいかなと思います。 つい、様子がわかりすぎるお母さんは 「遊び弾き」 に厳しくなります。 少し成長して、レッスン以外の曲を弾いたり、前に習っていた曲を弾き出したりしたら、 「ちゃんとした練習しなさい」なんて言わず むしろ成長中!!と感じていいと思います(^-^) そんなときは、無言で?わが子の遊び弾きをこっそり応援してあげるのもいいんじゃないかな?と 過去の経験からよ~く思う出来事です(^-^) 結果を急げないのも、ピアノのおもしろさなんですが・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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