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♪音楽教室日記

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2008年02月26日
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指づかい。
子どもの初期の初期は、どんな指でも弾ける曲でも、わざと「1」とか「2」とかかいてあって、指を意識させる本もある。

本により、私の過去の経験で
「ド」は1~「ソ」は5
と、初期の段階できっちりされているわかりやすい本を使った事があります。
全部の音に番号がかいてあるような。

まだまだ私も当時は経験不足。
「このこはほんとに音符が良く読める」
と思ったら・・・・思いこみ。

「番号」で「おと」を判断していた。

気づいたのが、結構経ってから・・。全然音符が読めていなかった。

その彼女にとって、指番号がふりがな感覚。
その、「くせ」をとるために時間が むしろかかってしまった。。。

「先生何番かかいて~~」(訳、先生音に振り仮名書いて~~)

失敗しました。


指番号、めんどくさい!と思う子と、なんなくへっちゃらに音符と指番号を最初から意識して見る子、様々。
めんどくさい。
と思う子は、わりと、子どもの時に自由に自分の意思でパンパン弾いてきた子に多い。
レッスンで教えるより前に、自分で解決させていく子が多い。

私はその部分、賛否両論あっても、いいところと思っています。
そういう子の中には、結構いい味?もあったりしたり。
手がうらっかえって?弾く事ではなければ、まあ、いい。と思う部分も沢山あります。

ただ、中級以上は指番号通りに弾くと、
「弾きやすい~♪」
とう場合も、どんどんでてきます。
そういう子には
「この本は指番号守る本」
「こっちの本は、自由でもいい本」

と、わけて与える事も。

そして最終的に、自分で指番号守ると弾きやすい場合もあるんだな~。
と思えるきっかけができたら、自分自身で選択していけるだろう。と感じています。
指番号、めんどくさい!
と、心から思っている子に、毎回いくら注意しても、苦しいし、つまらない。
やっぱり、自分で「選択」できることが、音楽でも「生活?」でも自立できるんだと思う。

いっつも「指!」「指!!」
ばかりいってたら、「き~~~~」
となってしまう。
何でも、ほどほどに、両立?してもらいたい。
指指!!も大事だけど、気持を込める事も、曲のイメージを感じる事も大事は沢山。

私が過去のうけたレッスンで
「なんでこの音、わざわざ4からはじめるかわかる?」
「いえ・・」
「4の指はお肉が一番ふんわりあるでしょ。だからやわらかく弾きやすいのよ。この音はやわらかく出してもらいたい音だから、わざわざ4からなのよ」

いまだに印象的な言葉。

実際いま私が演奏するのに、すごく「指」を、「無意識」ながら「意識」しています。
「今、ハンマーたたいてる」
「今、4の指の肉でひいてる」
「今、ハンマーの振動が指に帰ってきた」
とか。

番号を守るのは、やりやすい、ひとつの出来事。そして 経験のひとつ。

ほんとは、音符弾くだけじゃなくて、番号守るだけじゃなくて、「指」の感覚を感じたら、もっと、曲とピアノを感じられると思います。
結局、意識する事で、丁寧な演奏を心がけられる。

ところで・・

指番号、
めんどくさいな~と思うタイプでも、
番号はけっこう「やさしいきもち」でガイドしてくれている場合が多いのは事実。
人間の指の形にそって、考えられている。
せっかくの「やさしいきもち」をとりあえず、受け入れてみるのも、いいかも。

曲のジャンルも、そういう決まり事も、まあ、受け入れてみる経験をしつつ、最終的には選択していけばいいのかと。
「そんな指づかいしらない」
よりも
「しってる」けど「やらない」
の方が説得力??ありです。

と、
昨日の、味があるけど、結構自己流で乱暴な演奏しがちなタイプの小学高学年の男の子のレッスンで思い出した話です。
彼の場合、すご~くムラありですが、楽しく好きな曲もあったり、上達してきた自分を理解してきて、学校でも「うまいじゃん」なんて言われだし、そんな矢先、決まり事を守ってみるのもありなんだよ。やってみて、そこから考えてもいいんじゃない?
と、一皮むけそうな、状況のレッスン。
ようやく、私の「話」もきいてくれるようになってきて、今年が楽しみ♪

めんどくさいことも、やってみて、いい事もあり。
最初から、めんどくさい事をめんどくさいと思わせないようにレッスンするのもあり。

でも、みんな色々なので、そう、理想通りにはいかない。
やっぱり、音楽好きにさせるのが先決だな~。







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Last updated  2008年02月26日 09時58分27秒
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