|
カテゴリ:ピアノ
タイプによるのですが、
私の、生徒の場合です。 ごくたまに。 いつまでたっても、ふにゃふにゃ弾く子がいます。 言葉で表現するのは難しいのですが、 とにかく、ふにゃふにゃ弾くのです。 表現はしようとしている。 にも関わらず、 たとえば、弾きにくい指は、指のおでこでなく、指全体で弾いたり、 何気なく、 ミ♭からレに移行するときに、滑って同じ指で弾いてしまう。 そんなようなタイプの子です。 曖昧に、なんとなく弾く子。 なんとなく、強弱も付いているのだけれども、 曖昧なので、指によってへこむ。 しかし、そこに注意を持てない子。 だから、 弾けている。強弱も付けている。本人は表現している。 しかし、 へこんだり強くなったり。 全体を聴くと、ヘナヘナな感じになるのです。 結構難しい曲にも取り組めるのに、ヘナヘナ。 ここを脱出しようとして、 ハノンやらスケールやらやらせると きちんと弾く。 しかし曲になると、ヘナヘナ。 こういう子には、 私の場合ですが 「全部フォルテで弾いてみて」 これで、今のところ、いい感じに乗り切れています。 曲、なのに、ハノンのように弾くように。 と伝えています。 これ、一見、表現力が乏しくなりそうですが、 フォルテで弾かねばならない。 そう意識を持たせると、 本人、とにかく一つ一つしっかり弾こう。 こういう意識が出ます。 ようは、かつ舌がいい弾き方をしようとします。 結局一音一音聞こうとします。 だからへこみがなくなる。 そこから、 「じゃ~ここの部分だけは弱弱で弾いてみて~」 この方式が、意外に上手くいく子がいます。 マイナス方式です。 全部弱く弾いてからのプラス方式は、テンションが下がる。 全部強く弾いてみてからのマイナス方式は、意外にテンションが下がらない。 最初から、いい具合に調整できるのはベストなのですが、 その曲を弾くテンションを持続させつつ、完成度に持って行きたいとき。 この方法がぴったりくる子が、 なかにはいます。 色んな子がいます。 歌うように弾こうで、火がつく子もいれば こんなマイナス方法で火がつく子もいる。 その子にぴったりくる方法。 まだまだ沢山ありそうです。 指導法。 この子には良くても、この子には効かない。 本では、いいと言われた方式も、現実には効かないとか。 ほんと、色々です。 今日は、そんな方式がぴったりきた子のレッスンでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|