|
カテゴリ:1-2・音楽教室(保護者・生徒)
ピアノ
難しい。 ほんとに難しい。 年末の発表会に向けて、レッスンはとうとうピリピリムードです。 ちょっとテクニックが必要になってきたころ。 しかしまだまだ、絶対的なテクニックは不足であって なんとかこんとか、仕上げるような形にがんばっちゃおう というレベルの子の場合。 何が難しいかというと 簡単に言うと たとえば伴奏の形が ぶん、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ だとします。 これ、律義にぶん、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ と弾くと 全部強くなる。 理屈では、1拍目は強くて、あとは弱い感じ~。 で理解していたとします。 でも、律義なタイプは 全部きちんと弾かないと気が済まないのです。 そのきちんと、が、変な方向に走ってしまって、 一生懸命、すべての拍を弾くような感じになるのです。 そうなると、 テンポはひっぱるように遅くなるし、 カクカクしたような演奏になってしまって流れません。 説明難しいですが このとてもとてもきちんとさんが、いるのです。 曲そのものは、結構速い曲で、 1小節は1拍! そう感じないと、みたいな曲なのですが。 流れるように弾く事がとても苦手であって 流れる前に、きちんと弾かないと気が済まないのです。 簡単に言うと ぶん、だけ聞こえて、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっは消えていくように。弾いてほしい。 ちゃっ、ちゃっ、ちゃっ は フェイドアウトのように。 むしろ4拍目なんかは、フェイドアウトし過ぎて聞こえなくなってもいい!! もう、ちゃっ、ちゃっ、ちゃっは、弾かなくてよしの勢いで~~!! そのくらい大げさに言わないと(笑) すべてをきちんと弾かないと気が済まない。 そして、うっかりカスって聞こえなかった音は 弾きなおさないと気が済まない。 そんなタイプです。 きちんと弾く事は大事な事です しかし きちんとすぎると、ちょっと違うのです。 音楽だから、曲だから、流れも大事です。 これは音楽のノリ? 歌うように弾くこと? センス? 性格か? この部分はやっぱり難しい。 音を読む、フレーズを感じる、歌うように、強弱・・ 沢山テーマはあるけれども、 いわゆる「ノリ」か・・・ そして、しみじみその子と 「ピアノって難しいよね~~~」 語り合ってしまったのです(笑) 発表会はまもなく。 語り合ってるひまはないのですが・・・ こういう、 アバウトな部分。 ここ、こそが、難しい。 表現することも、伝授することも。 やっぱりピアノって難しいな~。 彼女も、 意味は分かるけど、手が~~手が言うこと聞いてくれない~~ そんな感じでがんばっています。 まあ、難しい事がいつでもあるから、 ピアノは永遠なんですけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[1-2・音楽教室(保護者・生徒)] カテゴリの最新記事
|