|
カテゴリ:ピアノ
初級用の、 学研から出版されている、ピアノパレード。 導入~バイエル初期程度。 加賀美江さん、編。です。 このテキスト。 私は、ごくたまに、サブテキストとして、 使用することも、あります。が、 でも、この導入本。 私の感覚ですが 本当の導入期にしては難しい。 ちょっと出来る子にしては、もう少し、プラスアルファーが欲しい。 そんなテキストとしてとらえています。 まさに、ハザマ、な感じのテキスト、のイメージです。 よく知っている曲が出ていて、 基本は、右手を生徒が弾いて、先生が素敵な連弾をする。 そんなパターンです。 おもしろいところは、 物語的に、発展しているのです。 小さい子でも、気持を込めるための導入が素敵なテキストです。 ちょっとした、 お話もそえられていて、 興味づけをさせるためには、なかなか素敵なテキストだと、 私は思います。 これ、 実は、今日。 最高にベストマッチな子が登場しました(笑) 現在小学2年生。 習い始めたばかり。 大変不器用な、男の子。 この手の子。 不器用ゆえに、先へ先へ進めないのです。 同じ事を繰り返したい。 そんな子です。 しかし、繰り返す、これはあきるでしょう。 この子の目的は。 まず、指を動かしたい。 まずは、動かす経験をつみたい。 たいていのテキストは、やっぱりどんどんあっという間に 難易度がパワーアップします。 そのパワーアップに太刀打ちできない、 とても、不器用な子なのです。 これで、先へ無理やり進んでは、 この子は多分、指が絡まって?大変な事になって、 もう、拷問の何物でもなくなるでしょう。 そこで、この子に、このテキストをちょっとやってみました。 ピアノパレードの中にある メリーさんの羊。 これ、普通のメリーさんでないんですよ。 物語になっていて、見開き2.5ページあって、 まず、 メリーさん、そして、メリーさんが病気になる、薬を飲む。 こぎつねこんこんの、キツネが遊びに来る、 そして、一緒に遊んで、迷子になって、みつかって、めでたしめでたし。 これを、調かえたり、短調になったり、こぎつねこんこんの、メロがでたり。 ハ長~ト調になって、イ短にもなる。 この子には どうやらぴったりきそうです ちょっと、おもしろい(笑) この子は、いつになく夢中で、 私の歌&ピアノをしっかり聞いて なんと、譜めくりまで、頼んでいないのに、めくってくれる~~(涙) という事は 楽譜をきちんと追えてるって事です。 この子は、 いかに両手をガンガン弾く事を目的にせずに まずは、指を動かす、いわゆるピアノに慣れてもらいたい。 そんな子ですから、 このテキストはいけそうです。 普段の地味に頑張るテキストと このピアノパレード、結構いい感じで併用ができそうです。 私の感覚ですが 完全な幼児には、この本、やや難しい。 骨格はしっかりしてるけど、まだ不器用なタイプで、 鍵盤に慣れさせたい、 ピアノを楽しませたい そんな子には、結構いけるんじゃないかな、 今日そう思いました。 ピアノの導入ほんと、人それぞれです。 この子は、こういう路線で、指慣れさせるのはよさそうだな~。 興味のある方はこのテキスト 一度、見てみてください。 読み込んでからレッスンしないと あたふたしそうですけど(笑) 色んな子がいます。 色んなテキストもあります なければ、その子に合わせて、作ってしまうのもありでしょう(笑) この子は、この路線か~~ 発見できて、ちょっと嬉しいレッスンでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|