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カテゴリ:ピアノ
こんなテキストがあります。 ずいぶん前に購入したのですが 何かよい、テキストはないか?? って、ずいぶん張り切っていた時期に購入した1冊です。 結局。 これは使用していないのですが、 考えさせられるきっかけにもなりました。 レッスンの友社よりの出版です。 発刊に当たっての注釈に ソ連に優秀なピアニストが多いのはなぜか、 の疑問から、音楽の底辺教育はどのようにされているのか?? ここから、ソ連児童音楽学校を見学し ブルグミュラーなどの、 ホモフォニック(いわゆる、どちらかの手がメロ、そして伴奏みたいな形) 導入ばかりでなく、 初期のころから、左右同等に扱って、 両手がバランスよく発達するように指導している事を、発見したと。 この本は、全ソ著作権協会の承認を受けて初めて日本で出版されたもののようです。 中を見ると。 そうですね。 確かに、はじめから、両手がまんべんなく出ている。 両手まんべんなく出るテキスト この本以外にも、もちろん、いろんな出版はあります。 この本の初期曲は 両手合わせるというよりも 右から左へ移行したりして、 確かに両手を同等に扱っている。 そんな感じの曲から入り、 100曲以上が盛り込まれています。 中味は地味で(笑) 番号順に、すすむっていう、ドリルのように見えるので 現実、生徒たちに使用するには、 かなりの工夫が必要になるな。 そんな雰囲気のテキストです。 一番気になったのが 中の曲です。 ほとんど最初の8小節程度の曲は ほぼ、 「ロシア民謡」なのです。 後半は、カバレフスキーであったり、グレチャニノフであったりで、 お国柄が前面にでているな、 そう感じました。 ロシアにも色んなテキストがあるのでしょうが、 なんだか、国の感覚が違うのかしら?? そんな気もした1冊です。 そういえば。 3歳のあるドイツの子を教えていた事があるのですが まだ言葉もはっきり喋れないくらいの 小さい子でしたが 「わたし、ベートーベンは知ってるわ!」 ベートーベンはドイツを代表する作曲家ですからね。 きっぱり言っていた事が思い出されます。 日本をテーマにした音楽を ドビュッシーや、プッチーニとかもやってるんですけどね~ 日本自身は、「日本」の事あんまりこだわらないですね。 そこが、お国柄なのでしょうか?? この本がきっかけで、 日本の音楽を語れない自分を自覚した気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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