♪音楽教室日記

久しぶりに
現在企業の講師をやっている生徒から連絡をもらい、
レッスンをしました。

結局（笑）
彼女の場合は、レッスンというか、
「レッスン」という目標日？を設定するから
練習しなくてはいけない、、
という、目標設定場でもあるんですけどね。

それは、わかる（笑）
仕事をフルで入ると、
なかなか自分の練習なんか出来ませんし、
仕事以外くらい、
鍵盤はもう、勘弁～～
という気持ちも、

わかる（笑）

まあ、そんなこんなで。

彼女とは、小学生からのお付き合いです。

初めて彼女に会ったとき
まあ、まじめに練習してくる子だな～
そんな感じでした。
普通に、優等生的な素直な女の子でした。
ためしに、コンクールもやらせちゃおうかな
という感じで、やらせてみたのをきっかけに
急に、燃えだした子でした。
そのコンクールは大きなものではないのですが、
刺激になったようです。

ず～～っとお付き合いしてると、
結構自分をみているようかもです。

どんな仕事もそうなのかもしれないのですけど、
３年くらいやると、
パターンが分かってきて、慣れてきて、
不満も出てきます。
わりと、自分本位の（笑）

そこをこえて、

１０年も経つと、
もっと勉強したくなって、
逆に、分からない事も、自分の足りてないとこも見えてきて、
仕事って難しい！！
急に？謙虚にもなってきた気がします。

私の場合は、ですが。

３年目くらいって、
教えるのなんて余裕かも！
くらいの？？勢いもあったような気がします（笑）、汗、、、
でも、それって、見えてなかっただけで（笑）・・・・
教えるのなんて、慣れるわけがない！
今は、そんな勢いで、毎日発見ばかりです。

彼女も、似たようなもので（笑）
３年目くらいの時、仕事が慣れてきたころ、
結構不満も多くて、
わかるわかる、
そんな気持ち。で聞いてました。

それ、同じように、私は恩師にいっていたと思います。
で、
恩師には、鼻で笑うようにあしらわれた思い出があります。
「まだまだよ～」
みたいに（笑）

そして、
久しぶりのその彼女のレッスンで、

あ～～～
余裕が出てる～～♪♪
そんな感じでした。

いつもは、
仕事の話もたくさんしますが、
こういう時はどうやったらいいかも含めて、
たいていは、レッスンで使用する曲やら、
生徒のための歌伴奏の曲やら、をやっています。
あとは、グレード試験のための勉強をしたり
そんなレッスンです。

しかし。どれもこれも。
かたいのです。
普通に上手なんですけどね。
逆に私よりも優れてる！
そんなとこもあるのですけどね。

レッスンでは、
「これ、生徒の前で弾く曲でしょ？」
「もう少し、適当でいいんだよ～～」←？？
「歌わせやすいように、せ～～のって感じでイントロ弾くんだよ～」
「もうちょっとデフォルメしないと、気づけないよ」
「私を見て～～～～の勢いで弾いたら？？」←？？

とか、
生徒の前で弾く曲のレッスンが多いのですけど、
いつも、
言ったとおりにはやれるのですが、
何か忠実すぎて？ここは、なんか上手く説明できないのですけど（笑）
まあ、固いのです。
優等生すぎてしまうというか。
う～～ん

本人も、
「レッスンに先生に言われるとわかるんだけど、現実は・・・」
と、低迷しているというか、
パンチにかけるというか、
そんな事が続いてたのですけど。
まあ、固いのです（笑）

それが、どうでしょう♪
今回の久しぶりのレッスン。
なんだか、
ず～～っと低迷していた雰囲気が
すっきり晴れ渡ってるのです。

「今日、いいじゃん～～どうしたの？？なんかあった？？」
「え～～ない～～」
「あ～そういえば、○○ちゃん、もしかして３０歳なっちゃったんじゃない？？」
「そう！！なってしまいました～～～（笑）」

彼女もそろそ仕事し出して１０年近い。
なんか。
見えてきたのかもです。

なんなんだろう。
こういうのは、
レベルアップした、というよりも何か、見えてきたって感じです。

レッスンってやっぱりおもしろい。
低迷してるときは、
どうしてあげたらいいのかな、
ってすごく考えるのですけど、
講師をやるほどの生徒ですから
ある程度、形になっている。
既に私が「技術そのもの」を教える事は、
もう少ないのです。

私は、そんなハイレベルの子の技術を持ち上げるほどの腕はないですから
ええ。自覚してます。（笑）汗、、、、
でも、彼女の求めている部分はよく理解できます。

どうやったら、生徒に伝えられるか？とか
を、とても良く考えていて、
素敵な先生になっていそうで、
なんだか、嬉しい気持ちでした。

みんな頑張ってるんだな～。

すでに、十数年たっても
「そろそろレッスンしてください」
という連絡が入るたびに、嬉しい気持ちもあり、
何をアドバイスしてあげたら、その子のプラスになるかな？
って、
とても真剣に考えます。

なんだか、
レッスンの形って色々です。

なんとか音譜やらを読むことをさせたい子
楽しく音楽にかかわる事を覚えさせたい子
とにかくレベルアップさせたい子
日々の素敵な潤いを提供してあげたい子
忍耐を覚えてもらいたい子
指導するためにどうやったらいいかの子

もう、
沢山な形があります。

レッスンは一つの形ではないんだなって思っています。

でも、みんな頑張ってるんだな～
私もがんばらなくちゃ～～！

結局レッスンしているようで、されてたりもするのですよね
この仕事って。