息子を持って。
色んな友人に出会える事は、
私の仕事にとっても、とても大きいのです。
ある知り合いママの話です。
「あら~~○○ママ(私の事)、ピアノ教えてるの~~??!!」
基本、あんまり、仕事の話はしないのですけど、
きっかけがあると、そんな話をします。
そのママの息子は、
小学高学年です。
自分の息子とともにピアノを習っていたけど、
まあ、今はやめていて、また、いつか母子で習いたいな、
そんな感覚を持っているママです。
母子とても仲良しで、
もう、恋人同士なんじゃないか??
くらいのイメージの、親子なのですけど(笑)
そんなママもいます。
なんていうか、浮世離れ的な方で、
とても、上品で、
怒った姿を見た事がなくて、
ふわふわしているような、ママです。
う~~ん。
これじゃ通じないですけどね(笑)
まあ、そんな感じのママです。
いつも、会う機会があると
「これ、○○君(私の息子)にもあげて~~」
といって、
なんだか、高級な(お中元みたいな?間違ってもうまい棒とかではない)
そんな、お菓子をいつも持っているのです(笑)
いろんな人がいるな~。
そのママは、言うのです。
「私も、息子とピアノ初めて習って、その先生すごかったわ~~」
と、
感慨深く話すのです。
「私をね、バッハが弾けるまで、教えてくれたのよ。初心者がたった1年でよ!」
この言葉。
どうとりますか??
そのママとは特別仲良しってことがないので、
「何の曲弾かれたのですか?」
と、なんとなく、そんな感じで聞いたのですけど、
「うん、バッハなのよ。素敵よ~」
う~~~~ん・・・
そのバッハは、オリジナルの?
一体なんのバッハ曲??
もう、私の中では、気になってぐるぐるするのですけど、
そのママは、
「バッハなのよ~~」
と、うっとり話すのです。
結局謎を残したまんまなのです。
なんだろう。
何の曲かな??
でも。
1年で、弾けるって・・・・
色んな人に会って、色々考えるのです。
良く知ってる曲もそうですけど、
土台をきっちりもそうですけど、
仮に、アレンジものだとしても、
「バッハをやりましょう」
「モーツアルトをやりましょう」
そんな、持って行き方もありなのかなって。
アレンジものがどうだ、とか
そんな小さな話はどうでもいいのかな?
って。
現実はどうだったか分からないのですけど、
とにかく。
そのママが言うには
「バッハを弾かせてくれた、素敵な先生」
そんな、うっとりした顔で話すのです。
そして、そのママは、また時間が出来たら、是非、ピアノをやりたいんだ
って、
熱く、熱く、語るのです。
とても、ピアノを習っていた時間が、どんなに楽しかったか、たくさん話すのですから。
やっぱり。
世の中いろんな人がいます。
後日情報では、そのママ、
熱心なクリスチャンで、賛美歌も大好きで、
そういう話を聞きました。
そのつながりで、
あんなに、バッハ、バッハ、って言ってたのかな?
その時代の、そのあたりの作曲者に近寄れたことが、
とても、素敵な時間だったのかな?
なるほどな~~。
色んな人に出会うと、
色々、考えることができて、おもしろいな、
そんな事も思います。