♪音楽教室日記

長年レッスンをしていて、
私自身の指導する核になる部分って
やっぱり、結局
出逢った生徒たちによるものは大きいです。

統計学ではないけど、
自分の経験以外の事を知るために、
生徒たちの上達のかたちは、疑似経験？になっていっていますし、
さらに、
復帰組の方は、大きなワープをした結果？を教えてくれる気がします。

その、復帰組の生徒さんの中では
自分で働き出してから、再び習い出す方
お子さんから手が離れて、再び習い出す方
または、老後の楽しみとして再び習い出す方
いろんな復帰組の方に出会う事ができました。

再び習い出す方の共通で多いのが、

●音符は読めるけど・・
●もっと好きな曲を弾きたかった
●クラシックじゃないものも弾いてみたかった
●つまらなくなってやめたけど、やめなければよかった

この４点。
実に多かったです。

これ。
裏を返せば。
今の生徒たちの何十年後かもしれないですよね。

一人二人なら、話を流せてしまいますけど
そうでないくらい。
もはや
「またか～(笑)」くらいの勢いで
復帰の理由＆辞めた時の理由
とても共通しています。

かなりしっかり、着実にやってこられた方の復帰
これは、意外に数的にはあまりお目にかかりません。
着実に、納得してやってこられて、
そのままの形で、もっと学習したいって思われる方は
たいてい、もともとの恩師を訪ねる事も多いでしょう。

突然、ぽ～んと習いに来られる方や、
紹介で来られる方は
何を求めているか？といえば、
子ども時代のレッスンでない環境を求めていることが多いです。
だから、逆に
とても熱心で、目的もあって、
新しく習おうという意欲もあって、
とても、楽しいです。

私は、その復帰組の方たちを教える事が出来て
かなり、
リアルななるほど感、を感じる事が多かったです。

これだけ音譜がよめるのに、
なぜ、作曲者の事とか音楽全般をご存じないのか？
「適当でいいですよ」
この言葉を、かなり難しく受け取られるのはなぜだろう？とか
過去に習っていたピアノレッスン生の方たちの
将来の現実の姿
これを、実感させていただいたのは
私にとって、かなりの経験値になりました。

その復帰組の方たちのレッスン。
私のレッスンをする「核」の部分を教えてくれる方たち。
そんな事も思います。