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カテゴリ:4・学校(先生・音楽授業・合唱コン)
私の生徒たちは、ちょうど半々くらいで、
私学と公立の子たちがいます。 校風どうこうは別にして。 ピアノに関してですが、 生徒たちは、私学だろうが、公立だろうが 専門的に音楽を目指す そういう感覚をもっていなければ、 別に、レッスン内容そのものに変わりはありません。 あくまでも。 私の生徒の話からですが。 私学の子のピアノレッスン率はわりと高い。 クラスの中でピアノを弾ける子がやたら多い。 息子は公立ですが、 息子のクラスにピアノを習っている子は、 ほんの一人二人です。 裏を返せば。 仮に同じレベルの子がいたとして。 演奏する機会に恵まれやすいのは、後者かもです。 一般的なレッスンをしている場合の話です。 私の生徒で 中学生の女子生徒のある二人がいます。 二人とも、幼稚園の時から教えています。 バレエもやっていました。 小さい時は、ピアノのコンクールにも出ました。 とても賢い子たちで、お母様も見守ってくれるようなご家庭で、 優等生的な二人です。 だから、学校の勉強が忙しくなった高学年くらいから 賢いがゆえに、勉学にもいそしむ。 ピアノのレッスンは苦しくなりました。 ただ、がつがつしている子ではないので ピアノをやめるのではなく のんびり続ける選択をして 発表会では、連弾をしたり、アンサンブルもしたり レッスンでも、グレードを目指しつつ オールジャンルに移行しているほのぼのタイプでした。 中学生になったころ、 同じようなスタイルの子だったのに、差が出ました。 一人は公立で、 一人は幼稚園からのお嬢さん学校です。 公立の子は なぜか、クラスにピアノを弾ける子がいないという。 結局引っぱり出されて、弾かなくちゃならないという。 本人は、控えめなタイプなので、 えええーーーー、、、、 っていう感じです。 しかもマンモス学校で、合唱祭は、ありえない素晴らしい大ホールです! DVDも学校で販売されて 素晴らしい思い出になりました。 さらに、学校では、ピアノが弾ける子の立ち位置になって、 知らぬ間に、自信がしっかりついてきました。 自分が何か、他の子よりもできることに気づいた。 そういう感じでしょうか? 私立のお嬢さん学校の子は なんとクラスのほとんどが弾けるという。 なかには、専門的に訓練している子もいて、 彼女は、ピアノが弾ける事はみんなに言わないっていう・・・ だから、学校や友人にピアノを披露することは皆無です。 一度、小学生の時、伴奏のオーディションに立候補したことがあり なんと!40倍(笑) 40人演奏して一人が決まるという。 なんだそりゃ(笑) それ、私もうけたくない(笑) そのパンチある経験から、学校でピアノを弾くという事は 彼女にとっては「ありえない」出来事になっています。 同じように上達して 同じようにレッスンして 私から見ると、同じような似たような控え目なタイプの子です。 それなのに 一方は、自信がどんどんついてきて 一方は、自信をつけるチャンスにあまりめぐまれない。 どちらが上手いとか、 どちらが楽しそうとか そういうことでなくて。 環境っていろいろですね。 ピアノをやっていて、 私が与えられるレッスン環境と 家庭の環境と、 学校の環境。 レッスンと家庭の環境は、いくらでも工夫できる可能性がありますが、 学校の環境は、まさにそれぞれですね。 結構、学校やお友達の中での経験って 私が操作できないところ?の大きな部分だったりです。 こどものピアノって 1.専門的な訓練をしている子 2.一般的なレッスンをしている子 だとして、後者の人口が多いんですよ。 一般的なレッスンの中には 1・専門的になれそうだけど、目指すつもりはないこ 2・そこそこ弾けるから、専門的にやったらいいと思える子 3・学校音楽で目立てるタイプの子 4・ピアノを得意として、吹奏楽などに頑張る子 5・ピアノレッスンが日常の一つになっている子 6・音楽が苦手だからこそ習っている子 7・ひとつの教養として 限りなくです。 そんな子たちに、何かを与えるのに。 スパイスをかけるとしたら? レッスン前後で何か考えるとか 発表会やグレード試験やコンクールも、もちろんありですが 学校やお友達の中での経験、 こればっかりはな~ 私は操作できないところなんですよね。 ほんと、色々ですね。 同じようなタイプ、同じようなレベル それなのに、自信を持てる環境にいやすい、いやすくない それで、そこから微妙な差も出てくる。 ちょうどそんな二人の生徒たちの成長を見て なんだかしみじみしたところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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