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カテゴリ:2-4・レッスン(様々なタイプ)
その生徒のお母さんと話すと、決まって
愚痴が(笑) 「ほんとに、口ばっかりで、めんどくさいですよ~(笑) 誰に似たんだか(笑)口から生まれてきたんじゃないかしらねー」 って、お母さんおっしゃいますが レッスンでは、ほんとにしゃべらない子で 表情も多くなくて 楽しいんだか、楽しくないんだか、ちょっとわかりにくくて つかみにくいな、ってずっと思っていた生徒です。 そのお母さんの愚痴が、ようやくわかったのが 彼を7歳から教えていて、20歳過ぎた頃ですよ。 これか、と(笑) 彼は現在、物理系の大学院で 日々研究しているようです。 大学生になったあたりに、 レッスンで質問が少しでてきて、 めったに自分から話すことがなかった子なので それはそれは、 私も丁寧に説明モードにはいってましたが、 ああ、これが罠だったか??(笑) これが、生徒のお母さんが言っていた、それかと(笑) ようやく気付いたとこです。 結構おもしろい質問で、的を射てるといえば射てるんだけど、 「質問もいいけど、まずやってから考えて!」 っていうのが多い(笑) なんでもそうですけど、 文句も意見も疑問も?まず経験してからじゃないと 説得力無いというか、まあ、そういう感じです。 たとえば、例で言うと 「そこは、強く弾いたらどう?」 「fって書いてないですけど・・・」 そう、確実にそうやれって音楽記号が書いてないと、疑問になるのです で、私は、全体をみて、いくら書いてなくても 考えて表情つけたり・・かくかく・・しかじか・・ 説明をするわけですよ。 「じゃあ、どっちがいいか、両方やってみて、自分で選択するのはいいと思うよ」 そうまとめますが 彼にはまだ技術がないから、強く弱くもなかなかできないわけですよ。 自分で予想はするけど 技術が伴わないから、 実際どっちがいいかって自分で体感して比べることができない。 惜しい!! 多分、彼はそういう議論??が好きなようです。 彼のいいところは、理論話や、音楽史話も すごく興味深く聞いてくれて、 クラシックも、ジャズも、popも、弾き歌いも なんでも経験したがるし、 ある意味、趣味としては、最高に楽しめる状況なんじゃないか?? ある意味、音楽楽しむ理想形な感じがします。 ただ、もう少し技術がつかないと、微妙に屁理屈モードなんですよね。 ほんと、惜しい! で、先日は、 簡単な伴奏づけをしていた時です 3和音で十分できる伴奏づけです。 で、また例の質問ですよ 「そもそも、基本の3和音はなぜきめたのか?」 「なぜ、このメロディーにこの和音があうと思うことにきまったのか?」 「ドはなぜ、これをドっていうようになったか?」 もう、ゼロとは何か議論みたいですよー って、屁理屈君みたいですけど、 そうじゃなくて、 演奏しながら、「うおーーできなーーいい」 とか言いながら、楽しそうにやってますよ~(笑) 彼にとっては、納得できないことがたくさんあるから レッスン続けているんだろうかな? って思います。 うまくなりたいとか、そういう感じでなくて なんか、いつも謎を持って取り組んでいることが 好きなようにみえるんですよね~ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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