カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2007/06/06 mercoledi
新図書館の建築関係者との話し合いをするからと、数日前に電話を貰い、 10時までに新図書館へ。 すでに2回ほど行っているが、いつも一般図書館の方から、 大勢いる事務室をり抜けて、行ったので、改めて訊いてみたら、 「何処のエレベーターでも、点字ブロックのあるとこ通ってくればいいのよ」 そりゃそうだ! 新発見! 点字ブロックは、目の見えない人だけのものではない! 建築関係者は、音響さん始め、施工担当者から、電気や設備まで取りそろえて、 10人ほどがゾロゾロ入ってきた。 とにかく今日、しっかり今後の始末を決めてしまおうという意気込み。 話しているうちに、これまでの食い違いが、何処から来たものか、 次第にはっきりしてくる。 民間人同士の話は、具体的で、決断も早い。 間にお役人が入ると、ことは進まなくなる、ということが、改めてはっきりした。 知り合いの個展を見に行く約束していたので、先の方針がはっきりしたところで、 抜け出して、神楽坂に向かった。 今日はまた、とびきりの快晴。 こんな日に限って、帽子も傘もない。 少し早く着いたので、何かないかとブラブラ歩いてみるがない。 TVドラマで、すっかり人気が出たと言う通りは、ホントにかなりの人出。 有名な中華やさんには行列。 3人で湯葉うどんとやらを食べて、 ギャラリーに向かう。 個展は、建物の保存に熱心な建築家の 水彩スケッチ。 控えめな作品で、手頃な値段でもあるのだろう、 いくつもシールが貼られている。 自ら入れてくれたコーヒーを戴いて、 これから新幹線でお通夜にいくという友と別れ、 お夕飯のこと考えながら、一旦帰途に。 夜は、楽しみにしていた目白バ・ロック音楽祭。 今年で3年目になり、メディアにも何回も取り上げられるようになり、 今日もNHKの中継が来ていた。 「バ・ロック音楽祭は、場・ロックなんだから」と主催者が何時か言ってたが、 モンテヴェルディはまさしく、ルネサンス音楽の時代のロッカーだったのでは? 幾重にも重なった声が、ヨーロッパの教会に負けじと高い天上に昇っていく時、 華やかに響き渡り、グレゴリオ聖歌などとは、全く違う感じ。 魂を抜き去られる心地よさ、といったような、まさに陶酔。 ソプラノ2人、カウンターテナー1人が混じった6声のハーモニーに、 控えめなバロック楽器の演奏。 終わって、ハッと目覚めて、大きな聖堂を揺るがすような拍手。 何度もカーテンコールはあるが、典礼形式での上演と断りがあるように、 祈りにアンコールはない。 初めてヴェネツィアを訪れた日、飛び込んだサンマルコ寺院で、 夕べのミサに与った、あの時を思い出した。 次は何時イタリアを訪れることが出来るのか・・・考えないことにしよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年06月07日 13時24分10秒
コメント(0) | コメントを書く |
|