テーマ:本のある暮らし(3285)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2007/07/12 giovedi
大江戸観光 杉浦日向子という人を、NHK「お江戸でござる」という番組で知った。 というより、それでしか知らなかった。 その後、江戸の町の生活に学ぶ所があるなどと言うことから、いろいろな場面で、 この名前を見るようになった。 ならば、この方は、江戸についてどんなことを書いているのだろうか、 と思って買ってきた3冊のうちの1冊。 数冊の雑誌に連載したり、コラムに書いたりした物をまとめてあるので、 特に繋がりがなく、散漫な部分もあるけれど、初めて知ることも沢山あり、 とくに「伍 お江戸珍奇」が面白かった。 ほかにも、浮世絵・歌舞伎・戯作・怪談などについても、楽しく語っている。 私が特に楽しく呼んだのは、平賀源内の箇所。 およそ、ガッコで習う源内先生とは違う面の著書がいくつもあること。 そして、音訳のために読む機会のある雑誌「歴史読本」の記事によく引用されている 「甲子夜話」という書物についても触れていて、どんな本なのか少し分かったことも、 大きな収穫。 そして、所々に挿入されている挿絵が、それはお手の物、とても楽しい。 やっぱりお江戸はいいな~。 ただ、裏表紙の解説者の紹介文 「ちょっと江戸を散歩してみませんか・・・はとバスにでも乗った気分で・・・云々」 はちょっと違う感じ。 従って、本のタイトルも、あまり適切とは思えなかった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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