テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2007/10/16 martedi
「ローマ人の季節」というのは、新潮文庫のキャッチコピーだが、 それは、昨年15巻目が出て、完結した 塩野七生著「ローマ人の物語」の、文庫版が出る時期ということ。 次々出されるこのローマ帝国の歴史を描いた書が、 ハードカバーで出てくるのを横目で見ていたのは、何年間くらいだったのだろうか。 そろそろしびれを切らして、ハードカバーでも買ってしまおうか、と思った2002年の夏、 初めて文庫版が出た。 それも、単行本1巻を200頁~250頁の3冊に分冊しているので、 常にバッグに入れて持ち歩きながら読む私には、嬉しい。 予備知識もないまま、早速読んだのだけれど、これが、毎月1巻分ずつ発行され、 最初の年は3巻分が出た。 そして、その続きは翌年の夏、というように出版されてきたので、つまりは、 それが「ローマ人の季節」ということになるらしい。 ところが、始めの頃は、毎年3巻分ずつ出ていたのに、2巻になったりして、 とうとう今年は、この「終わりの始まり」だけで終わるようだ。 いつもは、1か月ごとに新しい巻が出ていたので、ひと月かけて読めばいい。 ところが、だんだん読むのが時間が掛かるようになって、 時には、飽きて、途中に、他の本を読んだりして、 次が出ても、直ぐには読めないこともあった。 今回も、なかなか捗らず、次が出る時期を気にしながら読んでいたのだが、 一向に新聞広告もなく、本屋にも並んでいない。 そして結局、今年はこれで終わりらしいことが分かった。 つまり、今年の分は、あっけなく読み終わってしまったというわけだ。 これから衰退に向かって、ドラマチックになるのだろうと、楽しみにしていたのに・・・ まだ、単行本の11巻目だ。 あと4巻残っている。 文庫版の完結は、4年後になるということなのだろうか? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年10月21日 00時12分21秒
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