テーマ:本のある暮らし(3284)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2007/11/21 mercoledi
ようやく、新しいシリーズが文庫化された。 ノベルスとして出てから、3年も経っている。 時に、待ちきれなくて、手を出したくなるが、それはまた忙しくなることでもあるので、 やっぱり思い直す。 図書館に揃っていたりすれば、借りて読むのだろうが、まず無い。 恐らく貸し出し中ということで、予約を入れれば何時かは廻ってくるのだろうけど、 それがいつなのか、分からない、と言うのも何となくイヤなのだ。 それで、辛抱強く待つことになる。 このシリーズは、タイトルにギリシャ文字が付く。 しかも、相変わらず、英語のタイトルも付いているのだから、ややこしい。 すでに6作品が出版されている。 その他にも「スカイクロラ」のシリーズが5作のうち、 まだ、文庫では3冊しか出てないから読んでない。 この間の「水柿先生の逡巡」によると、相当な速筆らしい。 遅れるのが普通という世界で、〆切前にちゃんと仕上げるので、 次々注文が来ることになるようだ。 プロットも、何もなしにいきなり書くというから、それでまた早く仕上がる一因。 流石にストーリーのあるミステリでは、洒落や言葉遊びみたいなものは多くはないが、 物語そのものが、洒落と言えなくもなかったりするから、最後まで気が抜けない。 一応、本格派推理小説に属しているので、最後の種明かしが大事。 まず、事件の発覚したときの状態が、またとんでもない設定。 しかも、勿論、お得意の密室。 他の作家で、現場に凝った事件の話だったりすると、時々、オカルトっぽくなったり、 超常現象を引っ張り出したり、というのに出くわして、興醒め! という目に会うことがあるが、そもそも、そうとう理屈っぽい森さんでは、 あり得ない、と思うので、安心して読み進める。 シリーズ変わっても、登場人物はまた、お馴染みさんが何人か出て来て、 これも読者を引っ張るこつ? 次はいつ出るのだ~? あまり忙しくなって、他の作家も読めなくなるのは、困るのだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年11月25日 17時37分10秒
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