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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2008年03月10日
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2008/03/10 lunedi
BS2で、市川昆監督追悼「ビルマの竪琴」を見ました。


 ビルマの竪琴


この監督は、この作品を2回作りましたが、今日のは最初の作品です。
主役の水島上等兵を演じるのは安井昌二。
新劇出身の地味な俳優さんです。
2作目は、中井貴一でしたから、こちらはいわばスターさん。
なんかこの役のイメージには、しっくり来ません。
そんなこともあって、見ようと思わなかったのかも知れませんが、何より、
この第一作目の印象が強かったのです。

隊長が若き三国連太郎。
改めて、息子の佐藤浩市は、お父さんに似ていないと確信してしまいました。
最後に顔を見せる、語り(こちらが主人公?)の兵は、これまた地味な内藤武敏。
物売りのオバアサン北林谷栄は、2作とも同じ役で出ているのですから驚きです。
この第1作の時はいったいい幾つくらいだったのでしょう。
まだ、とてもオバアサンという歳ではなかったと思います。

昔々、まだ子供の頃観て、その後もTVで見たことがあるかも知れません。
忘れられない作品です。

そもそも、小学校4年の時の先生が、この原作を、給食の時間に読んでくれたことが、
この作品との出会いでした。
戦後初めての、児童文学と言われ、何か賞を貰ってたように思います。
その後、何度か読み返していると思います。
映画化され初めて見たのは、中学の頃だったと思いますが、これもまた、
その後TVでも見ていると思います。

反戦小説、或いはあたかもノンフィクションかのように思われ、
いろいろ批判もあったようですが、まだ戦争の生々しい傷を残してる時代のフィクション、
というよりファンタジーとして、帰らない人の子達に贈られた作品のようにも思えます。

改めて今日見て、男声合唱のきれいなこと、「埴生の宿」「仰げば尊し」など、
普段あまり聴きたいとは思わない曲も、改めて、イイ曲だな~なだと思ってしまいました。
ラストシーンは何度見ても、感動が心に残ります。







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最終更新日  2008年03月21日 23時07分41秒
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