テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2008/03/13 giovedi
こんな本をよく買った! と、後になって、思いました。 とにかく、この著者であれば、当然買うのですが、 それにしても、このタイトルは・・・ ちょっと躊躇わせるものがあってもいいはずなのに・・・ 何も考えず、おそらく、大喜びで、飛びついたのです。 イタリア語の名通訳の田丸さんは、何故か、仕事で付いた客に、女性問題を相談される。 それも、どうやら、若い頃からそうだったみたい。なのです だからこそ、の本なのですが・・・ いるんですね~、現代にも、光源氏が。 げらげら笑って、あとがきにいって、またまた、大泣きです。 前にもこんなことありました。 「片付けられない女魂」 やっぱり、あとがきで予期せぬ号泣。 こちらは、その片付いた後もブログを時々覗いてますが、同居人の父、 時々登場する姪っ子とのやりとりが、相変わらず笑わせてくれてます。 この時、泣かせてくれたわけは、著者もブログでは語っていないので、 ここに書くわけにはいきませんけれど、今回は、米原万里さんとの対談が、 あとがき代わりになっていて、さらに、その彼女との別れの前後の様子を、 田丸さんが書いており、それがもう、堪らなくなってしまいました。 でも、万里さんに励まされたシモネッタさん。 これからいろいろ書いてくれそうな気配が感じられて、楽しみです。 その後直ぐに、 米原さんの本に突入するつもりだったのですが、 出掛けた時、本を忘れ、出先で、間に合わせに買ったのが、 久し振りの、村上春樹。 こんな時、短編集はいつでも、中休みできるので、 都合がいいのです。 でも、さすが世界的人気作家。 こんな小品集でも、一気に読ませてくれました。 そしてやっと、米原さんに辿り着きました。 これは、鋭い時評エッセイなのですが、 それはすべて、彼女の恐ろしい程の豊富な体験と知識に 基づいているのです。 そして、この不思議なタイトルには、 彼女の生き方が表されていたのです。 【目前の状況に悲観的になり絶望的になった時に、 地球の裏側をてらす太陽(真夜中の太陽)が、 そのうち必ずこちら側を照らしてくれる】 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月23日 23時26分47秒
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