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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2008年03月13日
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2008/03/13 giovedi

 こんな本をよく買った!
 と、後になって、思いました。
 とにかく、この著者であれば、当然買うのですが、
 それにしても、このタイトルは・・・
 ちょっと躊躇わせるものがあってもいいはずなのに・・・
 何も考えず、おそらく、大喜びで、飛びついたのです。 

イタリア語の名通訳の田丸さんは、何故か、仕事で付いた客に、女性問題を相談される。
それも、どうやら、若い頃からそうだったみたい。なのです
だからこそ、の本なのですが・・・
いるんですね~、現代にも、光源氏が。

げらげら笑って、あとがきにいって、またまた、大泣きです。

前にもこんなことありました。
「片付けられない女魂」
やっぱり、あとがきで予期せぬ号泣。

こちらは、その片付いた後もブログを時々覗いてますが、同居人の父、
時々登場する姪っ子とのやりとりが、相変わらず笑わせてくれてます。

この時、泣かせてくれたわけは、著者もブログでは語っていないので、
ここに書くわけにはいきませんけれど、今回は、米原万里さんとの対談が、
あとがき代わりになっていて、さらに、その彼女との別れの前後の様子を、
田丸さんが書いており、それがもう、堪らなくなってしまいました。

でも、万里さんに励まされたシモネッタさん。
これからいろいろ書いてくれそうな気配が感じられて、楽しみです。

 その後直ぐに、
 米原さんの本に突入するつもりだったのですが、
 出掛けた時、本を忘れ、出先で、間に合わせに買ったのが、
 久し振りの、村上春樹
 こんな時、短編集はいつでも、中休みできるので、
 都合がいいのです。
 でも、さすが世界的人気作家。
こんな小品集でも、一気に読ませてくれました。

 そしてやっと、米原さんに辿り着きました。
 これは、鋭い時評エッセイなのですが、
 それはすべて、彼女の恐ろしい程の豊富な体験と知識に
 基づいているのです。
 
 そして、この不思議なタイトルには、
 彼女の生き方が表されていたのです。
 
 【目前の状況に悲観的になり絶望的になった時に、
  地球の裏側をてらす太陽(真夜中の太陽)が、
  そのうち必ずこちら側を照らしてくれる】
 






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最終更新日  2008年03月23日 23時26分47秒
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