LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

２００８／０５／１０　sabato
昨日、グループホームに立ち寄った時、90歳がおかしなことばかり言ってたので、
帰ってからも、ずっと気になってました。

こんな所にいたら、病気になってしまうから、近いうちにこっそり出るとか。
１部に悪い人が居て、怖くて仕方がないとか。
どうも、被害妄想になってるみたいで、メンタルのお薬変えて貰った方がイイかしら？
老人メンタル専門のハトコのＴちゃんに、１度来て貰おうかしら？
この頃、何だか涙もろくもなってるし・・・

今日また、訪ねてみたら、ケロッとしています。
たまたまエレベーターの所で、前の施設長さんに会ったので、昨日のこと、
話してみましたら、入所者の一人が、他の入所者に酷く腹を立てて、
机を叩いて怒ったりしていたのを、90歳が傍で見ていたというのです。
どうやらそれで、恐怖を感じたようです。

そういえば、私もその方が、他の人が自分の歩行器に触れただけなのに、
これは私のだ、と大変な勢いで、主張しているところを見たことがありました。
90m歳と、殆ど同じ頃に入所して、とてもしっかりしていて、
スタッフの名前もチャンと覚えて、穏和な方だったのに、と不思議に思ったのでした。
入所２年半も経つと、みんなの認知症は確実に進行しています。
スタッフの負担は大きくなるばかりだと思いますが、入所者は揃って健康。

それにしても、１つのことが、果てしなく空想の世界に拡がっていく。
現実の社会にはあり得ないところ状況を、頭の中で構築する。
やぱり、レビー小体型の特徴が顕著になってきたのでしょうか。

しかも、２日起きてると、１日寝っぱなしになる。
ご飯は起こせば食べるけど、また寝る。
そんなリズムになってきているらしい。
そういえば、有名だった、かまとおばあさんも、たしかそんな風だった様に聞きました。