LA STANZA CHIARA　〜キアラの覚書〜

２００８／０５／２２　giovedi
もうかれこれ30年近いお付き合いになる友達、平野りり子さんのコンサートに行ってきました。

新橋のヤクルトホール、
「チケット、全然売れてないから、ゆっくりいらして大丈夫よ」
と言われてたのですが、どうしてどうして満席でした。
ホントに、本人は売れてないと思ってたようで、間のMCでもそんなこと言ってました。

どんなジャンルも歌える人なのですが、通常はシャンソン、カンツォーネが中心です。
今日は、１部でアズナーブール、２部は、ジャンルに拘らない彼女のレパートリーから。
昨年アズナブールが来日して、あちこちのシャンソニエでは、
盛んにアズナーブールが歌われているのだそうです。
私の好きなベコーとかブレルのような、強いメッセージはなく、映画にも使われるような、
優しいというかロマンチックな曲が、それはそれは沢山ありますから、
ファンも多いのです。
今日一部で歌われた中では「５月のパリが好き」「ラ・マンマ」がよかったです。

２部では、ジャンルに捕らわれない選曲をしてますから、
彼女の素晴らしさが発揮されます。
中でもボチェッリの「Con Te Partiro」を日本語の歌詞で歌ったのが嬉しいことでした。
もう、随分前から「泣かないで、アルゼンティーナ」をリクエストしているのですが、
こちらはまだ、彼女の気に入る訳詞が見つからないみたいです。

帰りに、夜の銀座を８丁歩いて、１丁目から有楽町線で帰ってきたのですが、
よくもまあ、世界のブランドショップが並んだものだと、改めておもってしまいました。