テーマ:本のある暮らし(3286)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2008/05/25 domenica
新聞広告でこのタイトルを見てから、 読んでみたくて、読みたくて・・・ 直木賞だと聞いて、もっと読みたくなって・・・ 吉原って、何となく分かっているようで、 実は、詳しいことは何も分かっていません。 独特の言葉や約束事から、組織のことまで、何も知りません。 ですから、この本の吉原手引という題がとても気になるのです。 でも、文庫化されるまで我慢のつもりでした。 ところが、降って湧いた話。 私達の音訳の指導をして下さっている先生が、吹き込んだCDを、 勉強のために貸して下さったのです。 勿論、研修の教材として、みんなで廻して聴きなさい、ということです。 約74分で7枚あります。 CDプレイヤーの前に、そんな長時間貼り付いていることは出来ません。 なので、ipodに入れて聴きました。 あくまでも、視覚障害があって、墨字を読めない人の為のものなので、 奉仕者といえども、完成した音訳を聴いたことなど殆どありません。 読み手はなんと言っても指導者です。 すっかり引き込まれて、家の中では放せませんでした。 話は、花魁の失踪事件の謎解きです。 それが、吉原で様々に生きる人達の証言で綴られていきます。 同時に、その特殊な世界が克明に描かれます。 そして今、 実のところ、やっぱり、本も欲しくなってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月03日 00時22分17秒
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