テーマ:介護・看護・喪失(5286)
カテゴリ:90歳
2008/05/29 giovedi
「お名前聞かせて下さい」 「○×○×です」 「お誕生日は?」 「大正15年8月1日」←ウソウソ 「今年おいくつですか?」 「丁度です」 「丁度というのは、何歳ですか?」 「そりゃ、丁度ですよ。丁度死ぬ年ですね」 ベッドに倒れ込むような姿勢で、目をつむったまま答えています。 90歳の、介護保険更新のための面接です。 話しかければ、それなりに、答は返ってくるのですが、起きあがろうともしないし、 目を開けることもしません。 こんな時間が、最近とみに多くなっているようです。 所謂、日中の惰眠と言われる、レビー小体病の症状の1つです。 ついこの間までは、それでも、食事時間だというと、チャンと起きてきたそうですが、 ここのところ、起きなかったりすることもあるようになってきたみたいです。 だからといって、まだ、深刻な状態にはなっていないようですが、 確実に進行しているように思えます。 けれど、このタイプの認知症は、まだあまり知られておらず、介護の現場にいる人達でも、 知識として知ってはいても、現実にレビーの症状を見分けるのは、難しそう。 大概は、アルツハイマー型認知症にも共通する症状で、ただ、レビーの方がすべて極端。 認知症のうちの約2割がレビーというのですから、もう少し、 それこそ認知されても良さそうなものと思うのですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年06月08日 22時55分48秒
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