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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2008年07月01日
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カテゴリ:90歳
2008/07/01 martedi

重い話が続きます。

かなり早い時期に、90歳は尊厳死協会に入りました。
動機らしいことといえば、従兄弟が当時47歳で肝臓ガンで逝ったのですが、
その最後の半年間、延命のためなされたことを見てのことではないかと思います。

今では考えられないことでしょうけれど、勿論本人に告知はなく、
吐血すれば輸血、ということの繰り返し。
本人は意識朦朧の中で、苦しいのか、ベッドの上でもだえている有様を、
見舞客は皆見るに堪えられなかったといいます。

尊厳死協会は、毎年会費を納めて更新します。
ところが数年前のことですが、振り込み用紙を送られてきたら、
もういいわね。誰だって、生きられるだけ生きたいじゃない?」
といって、放置しました。

元々私には、そのようなものがどれほど意味があるのか疑問な点がいくつかありましたし、
そもそも、尊厳死という考え方に、

社会的に役立たない生産性のない人間は、生きるに値しない

という差別感を感じてしまうのです。

一方、世の中の流れも、無意味な延命をしないとか、
告知とともに、医者が直接患者の意志を確かめる方向になってきていましたから、
特に継続けることを勧めはしませんでした。

今回改めて、その尊厳死協会のサイトにアクセスしてみたのですが、
尊厳死とは、という項の第1には、このように書かれています。

【私の傷病が、現代の医学では不治の状態であり、既に死期が迫って
いると診断された場合には徒に死期を引き延ばすための延命措置は
一切おことわりいたします。】


ここには、高齢になって、老衰というケースは、想定されてないように思えます。
だとすれば、数年前90歳が
「もういいわね」
といったのは、そういうことが分かってのことだった、とはとても思えないのですけど、
やはり、それでよかったということなのか!?

それじゃ老衰の場合の尊厳死とは?ということになるのですが、
そもそも、老衰とはどういう状態なのか?

特にこれといった病気がなく、ただ経口摂取が出来なくなった時を人間としての最期
として、尊厳死というのなら・・・

それによって、もし空腹感を訴えたとしても・・・
他の何らかの方法で、栄養補給することによってまた、
経口摂取できるようになる可能性があるのだとしても・・・

それでも、尊厳が守られたと言うのでしょうか。

老衰死=餓死

そんなはずはなく、むしろ、この状態で適切な栄養がを与えないということは、
命を縮めることであり、尊厳死ではなく安楽死と判断されるというのです。

本来なら治療すべき状態を終末期とみなして治療を諦めてしまう

なんてことが、尊厳死であるわけはありません。

やはり、今1番必要なことは、今後の経過を見ながら、
そのつど医師とじっくり話し合って判断していくしかないようですが、
まだまだいろいろなかたの体験やら、考え方をお聞きしていく必要もあるようです。






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最終更新日  2008年07月17日 02時36分52秒
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