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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2008年07月19日
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カテゴリ:90歳
2008/07/19 sab.

IVH

私が今1番気になってるのがこれ。

この黄色い袋に入っているのは、完全静脈栄養(TPN:Total Parenteral Nutrition)。
食事を殆ど受け付けない90歳は、今これを投与されてます。
すべての必要な栄養素を補充する輸液療法で、普通の点滴のように、
腕などの静脈から入れるのでは血栓性静脈炎を起こして、入らなくなるからと、
心臓に近くて太くて分厚い静脈にカテーテルをいれ、投与するものです。

90歳の場合は、首から入れてます。
管は結構長いらしく、出口は皮膚に縫い付けてあるようですから、
普通の点滴のように、自分で抜いてしまう危険もないということのようです。

これがふつうIVH(Intravenous Hyperalimentation)といわれるものです。
本来、手術後や消化器疾患などで食事が出来ない場合に使うものらしいのですが、
介護の現場でもかなり使われているようです。

食べない原因として、90歳の場合は、嚥下や、消化器に問題があるわけではなく、
「おいしくない」とか言って食べないのだそうです。
更に、食べると熱が出ることがあったりするので、やはり気管支に入ってる疑いが、
捨て切れません。
なんとか自分で食べられるようになるまで、というつもりでやってるのですが、
一向に、変化がありません。

動物の世界では、食べ物を自分で摂取できなくなると言うことは、
死につながることで、他の動物が助けてくれるわけではありません。
でも、人間はそれが出来ます。

高齢者のアンケートでは「延命(人工的な栄養補給)はして欲しくない」
という人が圧倒的に多いそうです。
実際私だって、口で、舌で味わって、美味しいと感じなければ、
食べたくないと思っちゃいます。
でも、いくら老衰とはいえ、何も食べないからと言って、そのまま放置しておけるか?
要は、付き添ってる周囲の者の気持ちなのです。

最早、本人の本当の意思を確認することは出来ません。
もしかしたら、意味が分かったとしても、本人だって、決めかねることかもしれません。
仮に、本人が望んでいないとしても、とんちんかんな会話でも交わすことが出来、
いろいろな表情を見せてくれるうちは、このままで、と思ってしまいます。










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最終更新日  2008年08月19日 08時46分46秒
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