カテゴリ:おでかけ
2008/08/13 mer.
成年後見申請に、不動産の登記簿なんぞは後でいいのかと思っていたのですが、 やはりいるというので、久しぶりに静岡に行ってきました。 勿論日帰りなのですが、そのほうむきょくにいってしまえば、 あとは91歳の従姉妹(これまた89歳)を見舞うくらいしか用はなく、 友達にお時間あるなら昼でも一緒にどお?と電話をしてみました。 ところがこの友、暑いから車で送ってくれるというのです。 そんなわけで、用事は直ぐ済んだものの、半日ドライブとなりました。 まずは、この間他の友人から戴いたのが美味しかったから、 と安倍川餅を買いに行きました。 橋のたもとに3軒並んだ1番川寄りの店。 顔を見てから作るので、と、冷たいお茶を入れてくれて、 店先のお饅頭まで勧めてくれます。 お昼は川を渡って、彼女の友達のお店で、 鰻を食べよう、と言ったのですが、 彼女はどうも渋っています。 あそこはきっと、冷房なんか入れてなくて、 せいぜい扇風機ぐらいだというのです。 さて、この前行ったのはどんな季節だったのか、 覚えていません。 でも、着いてみたら、 入り口がしっかり閉まっているので、 これはクーラーが入っているということです。 美味しい鰻を戴いた後は、何処へ行こうということになって、 とにかく涼しそうな山の方、それもお化けの出そうなトンネルはど~お? と言うわけで、伊勢物語に歌われた宇都ノ谷峠に向かいました。 駿河なる宇津の山辺のうつつにも夢にも人に逢わぬなりけり 伊勢物語では宇津の谷となってます。 でも、此処を舞台にした河竹黙阿弥の世話物『蔦紅葉宇都谷峠』では、 宇都谷となってます。 殺す所も宇都谷峠、しがらむ蔦の細道で、血汐の紅葉血の涙、 この引明けが命の終わり、許してくだされ文弥殿 いま普通に表示されているのは、こちらの文字。 ついでにこのトンネルは「明治のトンネル」と呼ばれ、 他に「大正のトンネル」「昭和のトンネル」「平成のトンネル」もあり、 そちらは車が通れるようです。 この明治のトンネルを抜けた向こうは、岡部宿。 蔦の細道はまた別で、いつか歩いてみたいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年08月17日 16時36分38秒
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