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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2008年08月24日
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2008/08/24 domenica

このところわりと、本が読めるようになりました。
今月に入って、星新一・東野圭吾・森博嗣そして藤沢周平の

文庫本残日録」というタイトルを付けた日記を見た嫁の里江が、
いま少しおにぎやかなお名前でもよかったのではというと、
日残リテ昏ルルニ未ダ遠シということだという。
隠居後の悠々自適の生活を楽しみにしていたはずなのに、
どうも様子が違う。
当に、定年を迎えた現代の人に共感を得られそうな話です。
でも、そこに丁度よく相談事などが次々持ち込まれて、
清左衞門は張り切るのですが、現実には、
そういう人ばかりではないでしょう。

まあ、そういう人も、この本の中にも登場はしますけど・・・

ちまたに人気のわけはよく分かるのですが、この作家、確かに文章が凄くいいし、
話の内容も深くてすばらしい。

この三屋清左衛門はTVドラマでやってたのを見ていて面白かったので、
読んでみようかな、という気になったのでした。
ただ、舞台になってる藩が何処なのか、東北だとかある程度の見当は付くのですが、
はっきりさせておらず、作家の出身地などと照らし合わせて推測しちゃうのですが、
これがどうにもすっきりしないのです。
ついでに、江戸時代それも、まだ幕末の様子はなく、一応安定しているみたいなので、
江戸中期かなあ、とか時代も特定されてない。
話は藩内だけで広がりがないし・・・など、今ひとつ物足りないのです。

代表作のように言われ、ファンも多い「蝉しぐれ」や「たそがれ清兵衛」も、
名作に間違いないのだろうと思うものの、あえて活字で読みたいとは思わないのです。
どうも私の好みではない雰囲気を感じてしまうのです。
他に面白そうなものがあれば、勿論読んでみたいと思っていますけど。





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最終更新日  2008年08月26日 10時23分14秒
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