テーマ:本のある暮らし(3316)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2008/09/7 domenica
刑事コロンボや金田一耕助に負けないしょぼくれ方・風采の上がらなさ、 おまけにだらしがなくて不潔、極めつけの超下品な言動。 そんなフロスト警部のシリーズ第4作。 3作目の「夜のフロスト」が出たのがなんと2001年。 どんな著者なのか分からないまま、もうこれでおしまいか?と待ちきれずに、 処分してしまったのか?私の本棚には3冊とも見あたりません。 ところが、母の入院中に、病院への往復で立ち寄った本屋に新作が平積みでした。 「フロスト気質」(上)(下) 何の迷いもなく買ったのですが、あまりのボリュームにしばらく放置。 不思議な作家と思って、調べてみると、何しろ最初の作品でさえ、長すぎると言われて なかなか出版されなかったとか。 それでもこれまでは1冊に収まっていたのです。 今度の448+453ページ、合計900ページです。 解説を荻原浩が書いてるので、これもページ数に入れたいです。 息つく間もなく事件が起き展開し、読み出したら止まりません。 こうなったらベッドは勿論、台所だろうとお風呂だろうと持ち込みます。 残念ながらこの作家、79歳で去年あたり亡くなってしまいました。 翻訳されてない遺作はあと2つだけ。 早く出て欲しいような欲しくないような・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月09日 11時39分22秒
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