テーマ:本のある暮らし(3315)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2009/03/01 domenica
そもそも、出先で、本を持って出なかったことに気がついて、 近くの本屋に飛び込んで買ったのです。 ミステリー大賞とか、映画だTVだと、何やら騒がしかったのは知っていたのです。 病院が舞台で、医学的な話とか出てくるようなシチュエイションも好きなのです。 でも、何故が、手が出ませんでした。 もとより、映画やTVだってみる気などさらさらありません。 だから、買ったのはほんとに、たまたま読みたくなるような本もなかったので、 話の種くらいにはなるかな~? とまあ、こんな動機で買ったのでした。 そして読んでみてどうだったかといえば、やっぱり予想通りというか、物足りない。 登場人物の個性はよく配置されており、手術の場面なども悪くはないのですが、 読んでいて今ひとつワクワクとかドキドキとか感じないのです。 私には、いいプロットを用意していながら、描き切れていないとしか思えませんでした。 だいたいミステリーというのは、1/3ぐらい読み進んだころから、 先が気になって離せなくなるのですが、何となくだらだらと続きます。 そして犯人が分かってからも、グチャグチャとなかなか終わりません。 これはやっぱり文章力とか語彙の少なさとか、構成の問題とか、 要するに素人っぽいのか?と思ったのですが、末尾の解説は、 そういったことも含め、ベタ褒めなのです。 ミステリー大賞も満票で決まったようですし、ちょっと良さが分かりませんでした。 同じ医者を描いているなら、奥田英朗の伊良部医師の方が、よほど魅力的だし、 話はもっとゆるいけど、ずっと面白いと思いました。 ミステリーのシリーズものって、大好きで、一気に読みたくなるものなのですが・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月05日 21時27分32秒
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