テーマ:暮らしを楽しむ(388297)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2009/05/12 mar.
ひょんなことからただ券が舞い込み、初めてキャラメルボックスの舞台を観てきました。 言わずと知れた原作は東野圭吾で、映画にもTVドラマにもなったものです。 原作は、文庫本が出た時点で読みました。 原作は、本格ミステリーの賞など取っていましたから、ミステリーのつもりで読んだので、 なんか拍子抜けしたというか、純愛物語なら読まなかったのに・・・ なんて思って、はなはだ後味の悪いものでした。 でも今回は、勿論、トリックなど,ミステリーの要素すべてが分かっているわけで、 始めから純愛ものと思って、観ていたせいか、結構楽しめました。 そもそも、この劇団、欠かさず観ているという大ファンの知人もかつており、また、 丁度その頃、この劇団の企画だか制作だかの人が書いた本を、 録音図書の校正で聴いたことがありました。 それによると、サンシャイン劇場を拠点として公演することを決め、 早くからIT技術を駆使して集客に成功。 当時人気の第三舞台や夢の遊民社などが解散していく中、 未だに、観客を集めているのです。 今回このポスターを見て、 一寸観てみたいね~ などとtamと話していたところでもありました。 映画やTVドラマでは何故か主役の1人が女性にキャスティングされていて、 とても観る気になりませんでした。 《「チーム・バチスタ」も、主役に女優の名があり愕然としたのですが・・・》 この舞台はちゃんと男優が配置されており、それもイメージも違和感なく、 すんなり受け入れられるキャスティングでした。 ストーリーのかなりの部分をナレーションで繋いでましたが、 まあ、これだけのものを上演するのですからそれは許すとして、 原作に忠実にまとめてあったのには感心しました。 原作に忠実ということが、演劇としてどう評価されるのかは知りませんが、 少なくとも、ベストセラーとして読んだ人の期待を裏切らないというのは、 興行を成功させる要素かも知れない、なんて。 やっぱり以前校正した本の、経営戦略が上手な劇団、 という印象が強く残っちゃっているようです。 何はともあれ、楽しかったです。 まだ21日もソワレに追加公演入れていて、空席有りのようですから、 もう1回観に行くことも出来そうです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年05月14日 23時15分23秒
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