テーマ:DVD映画鑑賞(14212)
カテゴリ:本・音楽・映画・観劇
2009/06/06 sab.
少し前に、高校時代の友人が、作家の先輩が小雑誌やら地方新聞に書いた物と一緒に、 1本の映画を紹介してくれた。 それは、私が子どもだった頃、近くにあったきれいな小物ばかりを売ってる、 「ちぐさ」というお店のおばあさんの物語でした。 刺繍の入ったハンカチとか、まだ用はなかったアクセサリーなどと一緒に、 キレイな写し絵ーー水に濡らして、すーっと上手に滑らせると絵だけが残る、 今のシールみたいなものーーなんかも売っていたので、 そんなものを買いに行っては、大きくなった買いたいと眺めていた物でした。 確か、少し先輩になる息子さんがいると聞いてましたが、 その方の息子さんが監督したのがこの映画。 全く知らなかったのですが、もう随分前に上映されていて、 外国で受賞しているのだそうです。 DVDが出ているのなら、借りるなり、或いは買ってでも見たいと思ったのですが、 友人が貸してくれて観ることが出来ました。 おじいさんが亡くなってから独り暮らしをしていた90歳のおばあさんが、 妹さんをお風呂でなくしてから、不安もあったのでしょう、 寂しいと言うようになったので、息子と一緒に住む為に家を建て直すことになり、 そのために長年住んでいた家を片付け、壊していく、 その過程を淡々と写したものです。 口では平気というようなことを言ってても、様々な古いものとは別れがたく、 抵抗を見せてみたり、妹さんの事故があった所為かお風呂をいやがったりと、 まだお店にも出て、元気と行っても、老人らしい面もいろいろ見せてくれ、 何ともいい映画でした。 送って戴いて直ぐにPCで見たのですが、今日は自分の部屋のTVで見ました。 もう1回、居間のおっきいTVで見てからお返ししようかと思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年06月13日 22時52分23秒
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