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LA STANZA CHIARA 〜キアラの覚書〜

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2009年06月17日
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カテゴリ:読書
2009/06/17 mer.

どうしてこの作家は、こんなにつぎつぎと変わった小説を思いつくのか。
「少し変わった作家あります」
と、誰かに書かれてしまうかも。
いや、書いて貰いたいかも知れない。

初めて読んだ「すべてがFになる」では、本当にビックリして、
それでも次々読んでいるうちになれてきたのですが、
そこに「スカイ・クロラ」のシリーズ登場。

そして、それが5作で終わったと思ったら、種明かしのように、
番外編の「スカイ・イクリプス」が出て、そこで完結ということだったようです。



そして次に出て来たのが、この短編集上矢印

「少し変わった小説あります」

毎度の事ながら、何とも不思議な、実際には有り得ない
シチュエーションではあります。

行方不明の友達の紹介で、食事をしに行く店は、毎回い同じなのは女将だけで、
場所も行ってみなければ分からない。
繁華街のビルの地下だったり、郊外の古い一軒家だったり、
果ては廃校になった小学校だったり。

そして、さらに変なのは、希望すると一緒に食事をしてくれる若い女性がいること。
それもそれぞれその場限り、2度と同じ子は現れないのです。

そんな状況の中で、いろいろも離散なりの考え方が述べられて区分けですが、
それはまた、ものすごく真っ当なのです。
若い人たちに、それを伝えたくて、こんなへんてこな小説を書いているのでしょうか。






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最終更新日  2009年06月19日 20時08分18秒
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