テーマ:ちょっと、お出かけ。(2323)
カテゴリ:おでかけ
2009/08/05 mer.
これまで何度か誘われながら、天の邪鬼な私は訪れることがなかった武相荘。 最近とみに話題になってます、戦後の新憲法の制定や講和条約締結などに関わり、 また実業家でもあった白洲次郎氏と文筆家正子夫妻の住まい。 入り口に積まれた布袋に靴を入れ、持って中に入ります。 元は三和土であったろう所に白いタイルが貼られ、リビングのようなしつらえ 設えになってます。 農家そのままの田の字型の間取りにそれぞれ、骨董の食器やら、 高級な着物やらが展示され、書斎の書棚に、 我が家にもあったような本の背表紙を見つけて、やっとほっと。 日常品を並べていながら、まるで生活感がない。 住む世界が違いすぎるのか、生の白洲夫妻のイメージを描くことが出来ません。 違和感の極めつけは、TVドラマ関連の展示多さでした。 ドラマに出演したタレントのサイン色紙とか、スチール写真(TVでもこう言うの?)とか、 台本とかが展示され、ショップの上の階では「その時歴史が動いた」を流してました。 このような展示は、今のこの夫妻の人気は、マスコミに造られた虚像なのかとさえ、 疑ってしまいそうです。 私は、去年松屋での展示会で見た「葬式無用 戒名不用」の遺言をも一度見たくて、 始めてくる気になったのです。 でも、多くの展示物と一緒に、何処か旅にでも出てるのでしょうか、見当たりませんでした。 その名の通りかつては武蔵野と相模の自然豊かな地であったろうと思われますが、 いまや、辺りは新興住宅地。 僅かに残る雑木林を囲む竹林の際まで住宅が迫っており、 武相荘の雰囲気に馴染みません。 予約でお弁当を戴くことも出来るのですが、どこからかの仕出しと聞いてましたから、 お茶のセットを頼んで、門の外の縁台で戴きました。 冷たい緑茶にマドレーヌと黒糖アイス。 アイスが紙のカップのまま出て来たのに、またがっかり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年08月07日 06時44分47秒
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