カテゴリ:ヘンだよ、イタリア人!
桜が咲き始めたよ。 2月までの寒さは吹っ飛び 今は春まっさかり。 この写真の場所は我が家からすぐそばの sakura通り(キアーレ命名)。 桜の花の色が濃いのと薄いのと 交互に並んでて、粋なのだ。さすがイタリア。 ちなみに、ミラノで スプリンクラーをみたことがないのだが、 ちゃんと毎年立派に花が咲く。 木の根元は乾ききっている。ぽろぽろの土の上には 犬の糞尿しか見当たらない。でも春になれば花が咲くのだ。 すばらしい。自然とは偉大だ。 朝起きるとまだ、寒かったりするけど 日中は20℃くらいまで上がり ぽかぽか。 この気温差に負けてちょっと頭痛気味だったりするけど 桜をみたらなんだか心はウキウキ。 日本人だなあ。やっぱり。 花見をする習慣はないようだが みんな公園のベンチでのんびり眺めてる。 できることならキアーレは 公園で宴会でもしたいところだが、 「イタリア人はやらない」と、息子に止められてしまった。 なんだよ、日本の伝統を楽しもーよ! で、突然だが、 イタリアで最近、ある日本語をよく耳にするようになった。 それは、「tsunami」=津波だ。 先のスマトラ沖地震&津波の大災害は 世界的に報道され、もちろんイタリアでも 日々ニュースに取り上げられていたが その際、「tsunami」という単語が使われたのだ。 その後それは浸透し、津波のことを 「tsu・na・mi」と発音すれば、イタリアでは通じる。 うれしい。きっかけがきっかけなだけに 軽率な意見かもしれないが キアーレはなぜか、この日本語をイタリア語として使ってくれた イタリアをちょっと好きになってしまった。 で、「sakura(桜)」。 このまま通じてほしいと思ったが通じなかった。 ある国では、桜の花のことを「日本の花」と呼ぶそうだが イタリアではそうではなかった。 「ciliegio(チリエージォ)」である。 しかし、きっと 「ciliegioは日本語でsa・ku・raというのよ」と言ったら 「ステキな音ね」とイタリア人は喜んでくれるような気がする。 浸透させたいなあ・・・と桜を眺めつつ思うのであった。 今日はしみじみキアーレでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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