今日から、イタリアは
全国的に新学期です。新学年の始まりです。

一応、夏休み前に
今日9月12日が初日だという告知はありましたが、
何時から始まるのかは
直前に学校に電話して確認するというのが
この学校のシステム。

まだいいほうよ。今年は。

3年前までは、
夏休み前でも
新学期がいつからか、決まっていなくて
9月に入ったら学校に電話してね！と
言われていました。
なので、初日にまだ夏休み中で地方にいたりして
学校に来れない子もよくいました。
そんな曖昧なイタリアの生活が、いつのまにか
好きになってしまっている自分です。

イタリアの学校では
始業式や入学式というものがありません。
長い校長先生のお話もありません。

朝は、学校の中の決まった場所で
全校生徒が集まり、先生の引率のもと
教室に上がります。

親とは、その待ち合わせの場所までで
お別れ。入学日とはいえ、結構あっさりとしています。

新一年生は、親と離れる際に不安げな顔をしていたり
泣き出す子もいましたが
とりあえず、水曜日までは
午前中の授業。

それもスタートは9時なので、たったの3時間。
私のように、30分かけて息子を
学校に送り迎えしているものとしては
大忙しの午前中になりそうです。

今年は息子も5年生。
最終学年です。（イタリアの小学校は５年制）
4年前は、彼も泣きながら、手をつなぎ
毎日学校へ行っていました。

お迎えの時間に1分でも遅れると
不安がって泣き出し、先生を困らせていました。

それが、もう最終学年。
送り出す私と別れるときも
友達と話をしていて、振り向きもしません。
お迎えに、時間通りに行こうものなら
「早すぎる」と
しばらく待たされます。

不安がたくさんあった4年前なのに
日々、人間は成長するものだと
新ためて、この初日に
感心しています。

さあ、1年。お互いがんばろうね。

そうそう、宿題は
一昨日、土曜日までかかりました。
ギリギリセーフです。

はあ、なんともサバイバルな性格だ・・・。