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新・長老日記

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2011年11月06日
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カテゴリ:宗教
昨日、カミさんのお母さんの7回忌で寺の法事を行った。亡くなって間もない頃は親戚もたくさん来たというか呼んだが、さすがに年月がたつと家族だけで静かにやるのもいいかなと思い、そうした。寺だけではないが、宗教とは不思議な世界だと思う。実際には内部の人たちにはもちろん日々の生活があり、案外我々と変わらないようなことを考えているのかもしれないが、とりあえず見た目は違う、ような気がする。そしてお布施を渡すのだが、なぜか当日は生花や供物を持っていく必要があり、しかもそれらは持ち帰りもできずに置いていかなければならないのである。いろいろと不思議に思うオレではあるが、ある親戚がこの寺と血縁関係があるらしく、そうそう手を切るわけにもいかない。お経が終わってそれほど足もしびれていないので「しめた!」と思っていると、今度は急に住職さんがお寺に最近描かれた(仏の)絵や彫刻について解説をするという。どこか別の家族と一緒にそのありがたい仏のお話を聞いたりその絵や彫刻を見たり、あるいはそれにまつわる寺の歴史など聞いたりするが、確かに立派だけど、そうするとたとえばオレなんかは「ずいぶんお金がかかったんだろうな」とか下世話なことしか浮かんでこない。
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しかしこんな解説、今まであっただろうか。これは想像だが、「今まで通りでは先細り」の危機感から、仏教界でもこれからの顧客、ユーザーの取り込みについて新規のアイディア、もしくは開かれたお寺、を目指しているのではないか。それは確かに悪いことではない。まあできればこちらは楽しめるものがあれば楽しみたいと思う。そもそも宗教家の始まりは庶民を楽しませるエンターテイナーだったのではないかな。

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確かにそんな気もする。
自分の言葉だけど。
2020-12-27





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Last updated  2020年12月27日 19時03分18秒
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