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2010年02月23日
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テーマ:ニュース(100214)
カテゴリ:カテゴリ未分類


すてねこなんかもの悲しい。すてねこ



2月20日の読売新聞、

若江雅子さんのコラム

「ニュースなおにぎり」から。


病死した84歳の母親の遺体を

一人で山中に埋めた容疑で、

56歳のその男は逮捕された。


「金がなくて葬儀が出せなかったから」

と供述していたという。


男は独り身で、

病弱な母親と二人暮しだった。


目が不自由な母親の手をひいたり

目薬をさしてあげたり。


近所では男の献身的な

介護振りがしられていた。


「もし、お袋が死んで俺一人になったら、

守るものがなくなるなあ」と

彼が漏らすのを、

知人の一人が覚えている。


昨夏に失職。


母親が病死した時には

蓄えは底をついていた。


地中に遺体を埋めたあと

男は自分の死に場所を

探していたようだ。


「深さは70cmはあった。

掘るだけでも相当な

労力だったんじゃないかな」と

地元の警察署幹部は振り返る。


男にとって、

その作業は遺棄というより

弔いだったのではないか。


男は内向的な性格で

近隣との付き合いも

ほとんどなかったという。


だが、周囲は予想以上に同情的だった。

「葬式なら、みんなでだしてあげたのに」


この言葉からも、

周囲の彼への見方が伺える。


逮捕された彼は

山中でただ一人、

どんな思いで母親を送ったのだろうと

若江さんは書いている。


なんか、しんみりしますよね・・・
夏のあの日





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最終更新日  2010年02月23日 17時16分01秒
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