あんしーず的房間

わたくしの住む市には美味しいものがたくさんあるけれど

美しい自然と水の豊かな織田という町で作られた豆腐はそりゃあウマイ。

最近京都あたりから男前な豆腐も進出してきて、あれはあれで美味だけど

わたくしとしては、やっぱり織田に軍配が。

で、織田のとあるお豆腐屋さんには、オットが懇意にさせていただいているおかげで盆暮れに、どっさり美味しい豆腐をいただきます。

絹豆腐、木綿豆腐の他に湯葉と、もひとつミルフィーユ豆腐。

わかりますかーーーーー（イノキ風）



容器の中で層になってるお豆腐ちゃん。

形を整える際に出るきれっぱしが集められて重ねられて、で、ミルフィーユ豆腐とわたくしが勝手に命名。

もちろん市販はされてません。

盆暮れの我が家のひそかな楽しみ。



先日、盆でも暮れでもないけどいただきました。いひ。

そぉっと、そぉおっと慎重にザルにあげて、水をきり、お皿に移しかえる。



いつもあんかけ豆腐にしていただきます。

とろみのきいたあんと一緒に口に入れると、薄い豆腐が１枚、口の中でするっと滑る瞬間があって、「ああっ。」ってもうなんだか。

オットと太郎は口もきかずに、顔もあげずに食べ続ける。

そんな二人を見て満足満足。

本当に美味しいお豆腐なので、そのまんま味わいたいと、絹豆腐の場合、夏は冷奴、冬は湯豆腐で。

湯豆腐のつゆを作る時は花カツオ、ケチっちゃダメよ～。

昆布や醤油、砂糖、味醂でいい感じになった花カツオ、乾煎りしてカリカリのおじゃこやゴマを加えれば、そりゃあ美味しいおかかになりますからね～。


明日の太郎の朝ごはんのおにぎりは、おかかでっす。

男達は、つゆだけではなんとなく物足りないので、ひき肉たっぷりの肉味噌も作っておきましょうね。

お豆腐にたっぷりのっけて食べましょう～。

肉味噌あまったら、明日の昼に炒り卵と一緒にどんぶりにのっけてそぼろご飯になりますよ～。

オットも太郎も次郎ももりもり食べる。

ああ、幸せ。

口福（こうふく）と幸福（こうふく）はぴったり寄り添う。