邦画「阪急電車 片道15分の奇跡」鑑賞
邦画「阪急電車 片道15分の奇跡」 2011年制作監督;三宅善重 原作;有川浩兵庫県・阪急電車沿線に住んで電車に乗り合わせる乗客にスポットをあて、それぞれの人生、ひとりひとりの現実を交差させながら、ふとしたきっかけでふれあいながら前に進んでいく物語。会社の後輩に婚約者を取られた女性に中谷美紀、ひとり暮らしでたまに孫と一緒に過ごす老女に宮本信子 孫に芦田愛菜DVの彼氏に悩む女子大生に戸田恵梨香、など豪華キャスト西宮に住んだことがない私も、阪急電車宝塚線は乗ったことがある。私の転勤族の妹家族が仁川(にがわ)の社宅に住んでいて、遊びに行ったことがある。宝塚南駅では伝統のある宝塚ホテルに泊まった。関西学院大学もこの映画に協力していて、かなりロケ地に使われていた。関西学院大学も正門まで坂道をずっと歩くが、街並みがきれいなところだ。この阪急電車沿線は、瀟洒なお宅が多く、いわゆる高級住宅街。PTA仲間でランチに出かける設定のおばちゃま達も、ああいう風に電車で大声で話す迷惑な感じな人はあまりいないと思うので、わざとらしい演出だろうが映画なので。だいたいランチに電車ではなくて、マイカーの外車で出かける人が多いだろう(笑)妹も子供の小学校入学に幼稚園の友達に勧められて、ランドセルも学習机もオーダーしたというエピソードがあり。子供たちが通った幼稚園はみんなそのまま私学の附属小学校に行くという学園だった。自宅に外車数台あり、玄関はロータリーになっていて、庭にプールあり、軽井沢に別荘あり、外国に仕事を引退した両親が移住していて、子供たちも海外で生まれたので、今は二重国籍という友達たちだった。おじいちゃまの作った会社をどうせ継ぐので、子供たちも日本で受験戦争に巻き込まず、海外の大学にでも入れればいいわ、英語だけは真面目にという毎日あくせくしない余裕が、田舎育ちの私には漫画の世界のようで衝撃的だった(笑)妹も引っ越したすぐに、朝、前の大きなお宅に行き、門のまわりをホウキで履いているご婦人に挨拶したら、通いのお手伝いさんだったということがあった。久しぶりにあの頃を思い出しながら、この映画をほんわかと見た。宮本信子さんの優しさと厳しさと、率直な性格は、とてもすがすがしかった。わざとらしいところは否めないが、地味ながらいい映画だったと思う。「フリーター、家を買う。」の作者の小説のドラマ化だった。 PS,ファンキーな恰好した、なまりの強い大学生の男の子が、大学で関西弁の友だちになまりのことで笑われる場面があるんだけど、その方言って、広島弁じゃないですか!!ふ~~ん悪かったね、私も広島じゃけど!!関西弁がええわけでもありゃせんし!!うちら、広島弁が恥ずかしいと思ったことはないけん、堂々としとればいいと思うとる。なんで広島弁が笑われんにゃいけんのんかね・・・ぷんぷん(韓国ドラマだったら、ソウルの裕福なうちのお手伝いさんがだいたい大邱なまりっていう設定があるよね、大邱の人、怒らんの??)↑↑↑この広島弁の正しいイントネーションで話せる方が行き来するブロガーさんにも数人いらっしゃるのが心強い!(笑)