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カテゴリ:地形図の話
最近、山で地図を読むことの意味、についてよく考えます。
もちろん、現在地を正確に知ることがいちばんの目的なのですが、 けっしてそれに尽きることのない、 地図と地形を照合できるようになって初めて広がる、 山歩きの楽しみがあると、私は思っています。 先日行った地図読みのプレ講習会で、参加者の何人かから、 「どうして、この尾根に道がついていることを知っていたのですか」 と訊かれました。 「山と高原地図」にも地形図にも登山道マークが付されていない尾根を、 ルートに入れていたからです。 私はその尾根道を試行錯誤を繰り返した末に探り当てたわけではなく、 地形図を見ていて、何となく、この尾根には踏み跡がついているだろうな、 と思ったのです。 地図を読むことの意味は、きっとそういうところにあるのです。 こんなことを考えるのは、 現在地の特定だけなら、GPSがやってくれるからです。 実は私の手元にいま、借り物のGPSが一台あります。 6年ほど前に、ヤマケイの取材でGPSを使ったことがあるのですが、 そのときは使い勝手の悪さに閉口しました。 最近のGPSはずいぶん改良されたと聞きます。 近々、山で使ってみますので、 地図を読むことの意味と合わせて、 その感想をお伝えします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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