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カテゴリ:山の雑談
ビックコミックオリジナル誌で連載している
「岳」という山岳マンガについて、 スポーツ雑誌の「Number」に書評を書きました。 世間ではすでに評価を獲得している作品で、 知人からも「いいよー」と聞かされていたのですが、 読んだのは初めてです。 で。 いいですよー、ほんと。 山岳救助員の話ですが、ほろりときます。 妻は泣けてしかたがないと言っています。 私が、そうかーと思わず唸ったのは、 主人公が現場に到着したときに、遭難者に必ずかける、 「よくがんばった」というセリフです。 実は先日、私の所属している山岳会でも遭難騒ぎがあって、 後日、当人に、けっこうきつい言葉をかけちゃったんですよね。 「岳」を読んだとき、瞬間的に、ああー、そうだよなーと思いました。 何も言わなくたって、 もう全部わかっているんだよなーって。 「岳」の主人公は、遺体に対しても、 同じ言葉をかけるんですよ。 なかなか到達できない高みだなと、感じた次第です。 「岳」は4巻まで発売されています。 書評は5月24日発売号のNumberに掲載されます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年05月15日 13時25分35秒
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