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テーマ:旅のあれこれ(10251)
カテゴリ:国内の旅
実は、現代美術がよくわからない私。抽象画でも、ピカソとか岡本太郎とかミロとか、色彩とか感性で楽しめる作品は大好きなんですけど、ただキャンバスに点や線が描かれていたりだとか、ただひたすら真っ白だったり、真っ黒だったりなんていうのは私の社会的想像力すら働きません。現代美術系専門の博物館は、先日行った広島市現代美術館、アメリカはアリゾナ州のフェニックス美術館、それからサンフランシスコの美術館くらいだと思います、確か。
広島市現代美術館。 先日行った広島市現代美術館は1989年にオープンしました。私が初めて訪れたのは翌年の1990年4月、桜の美しい頃でした。比治山は桜の名所でもあります。当時の写真なんか見ると、ミニスカートにハイソックス…。若かったなぁ…って、それはいいとして、建物の美しさと斬新さに感動、こんなところに住みたいね、なんて、友人とわけのわからないことを話していて、やっぱり現代アートってわかんない…ってことでお話は終了。二度目は大学4年の夏、博物館実習のときでした。そのときはゴーギャンの特別展覧会が催されていました。いまだにその展覧会のチラシと半券は大事に保存しています。 そして今回が三度目の訪問。先日の日記で書いた岡本太郎展のほかにも、収蔵作品展「おわりの風景、また はじまりの風景」という展覧会がありました。これは被爆都市としての「ヒロシマ」がテーマ。「おわり」とは原爆投下、「はじまり」とは生命の再生と都市の復活、そして新たな危機の到来を示すのだそうです。この展示は戦争というテーマがあるので、現代美術でも比較的わかりやすかったです。 印象に残った作品は、ヤノベケンジの「コンタミネイティッド・アトムスーツ」。これは放射能を感知する防護服。作者はこれを着て、かつて原発事故が起きたチェルノブイリへ出かけたそうです。それから「ヒロシマ」の現在を描いた絹谷幸二の「マユミ」。9.11同時多発テロがテーマの福田美蘭の「ニューヨークの星」。いずれも初めて聞くアーティスト名ばかりです。 美術館の外にもいくつかの展示物がありました。でも、やっぱり不可解な物ばかり…。 これらは芸術作品。 これらも芸術作品。 う~ん、やっぱり何がなんなのかわかりません。 ハトだって芸術作品。 お尻の穴までしっかり見えてるし。 平和の象徴、広島のハトはよく肥えているってことでしょうか? でも、まあ見ていて楽しければいいんです。岡本太郎氏も「芸術は遊びだ」とおっしゃったそうですからね! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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