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テーマ:★☆沖縄☆★(2902)
カテゴリ:国内の旅
沖縄旅日記・その7(→今までのお話)
やちむん通りを離れ、モノレールに乗って向かった先は沖縄県立博物館でした。ここで展示を見たのですが、後日また行く羽目になったので、そのときにまとめて書きたいと思います。博物館を出てからまだまだ時間もありました。ホステルに戻っても暇だし、近くにある首里城へ行くことにしました。 首里城は1925年に国宝に指定されましたが、沖縄戦で焼失、完全復元されてまだ20年たっていません。しかし2000年には九州沖縄サミットの会場の一部となり、首里城跡、園比屋武御嶽石門、玉陵とともに世界遺産に登録されました。1993年に放映されたNHKの大河ドラマ「琉球の風」のロケ地にもされていた覚えがあります。あのドラマの影響で、私は沖縄の音楽が好きになって聴くようになりました。 さて、首里城公園に着くと、まず迎えてくれるのはこの守礼門です。 守礼門は尚清王時代(1527~1555年)に創建されました。1958年に復元されています。門に書かれている「守禮之邦」とは、「琉球は礼節を重んずる国である」という意味だそうです。この周りは琉球の民族衣装を着たきれいなお姉さんたちが、観光客にも衣装を着せてと記念撮影なんかしていました。そしてなぜだか、猫が多いのなんの! 世界遺産のひとつ、園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)。 この石門は、守礼門を通るとすぐあります。国王が出御のとき、道中の安泰をこの石門前で祈願しました。ちょうどこの時期、石門の周りにはデイゴが咲いていました。 城へ向かう途中。ユリが美しかったです。 そしていよいよ城に入場…と思ったら、その前の広場でまもなく琉球舞踊があるというので、いちばん前の席を陣取って見ました。動きはゆっくりだけど、衣装も踊りも美しかったです。 そしていよいよ正殿へ。 なんて鮮やかな朱塗り!那覇を歩いていて異国情緒を感じることは度々あったけど、ここはもう別世界でした。日本の文化ではないです。台湾や中国、日本の影響を受けつつも、琉球独自の文化ですね。どちらかといえば、「チャングムの誓い」の宮廷のイメージに近い感じでした。 とにかく、人、人、人で、近くからしか写真が撮られませんでした。 正殿内部も見学で来ました。ここは二階御差床(うさすか)。 御差床とは王が座る玉座のことです。二階の御差床は、禅宗のお寺に見かける仏像を置く台、須弥壇(しゃみだん)によく似ていて、天井も高く、格式をつけているということです。 他にもいろんな門の写真を撮りましたが、載せるスペースが…。興味のある方は、私の旅専用ブログで写真をご覧ください。 高校の日本史の教科書の片隅にしか記載されていない琉球王国の歴史(1429~1879年)ですが、首里城を見たらいろんな文化を吸収した華やかな王朝だったのだな~なんて想像してしまいました。 つづく♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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