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2006年07月12日
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カテゴリ:国内の旅
沖縄旅日記・その10(→今までのお話)

沖縄県平和祈念公園の次に向かった先は、沖縄本島最南端の喜屋武岬でした。ここでアマンダは偏頭痛を訴え、ローラも疲れたとのことで2人でバスで那覇に帰りました。残りの私たち5人は、喜屋武岬への行き方をタクシー乗り場で聞きました。すると、喜屋武岬まで行くバスはないので、タクシーで行くしかないとのこと。沖縄のタクシーの運転手さんて、本当に親切で、5人が乗れて、喜屋武岬までの道をよく知っている他のタクシーを紹介してくれました。

この運転手さんが本当にいい方で、喜屋武岬まで行き、それから那覇まで送ってくれることになったのです。それもたったの5千円で!1人頭千円です。安い!喜屋武岬までの道も、ひめゆりの塔がこの辺にあるだとか、ジョン万次郎が近くに上陸しただとか、いろんなことを話してくれました。といっても、そのお話を理解しているのは私とポールだけだったでしょう。

そして喜屋武岬に到着。
198_kyanmisaki.JPG

とても見晴らしのいい海岸線で、断崖絶壁がず~っとつづいています。この断崖は、かつて戦火に追われた何万という人が逃げ惑い、追い詰められて身を投げた場所なのです。美しいけれど、悲しい場所でもあったのです。現在は沖縄戦跡国定公園に指定されています。

平和の塔にて。
197_kyanmisaki_friends.JPG

この平和の塔は、ここから身を投げた人々に平和を誓い、鎮魂を願って建立されました。

さて、このすぐ近くに灯台がありますが、ここへ行こうとしたら運転手さんに止められました。ハブがいるそうです。さすがの私たちもやっぱりハブは怖いので、やめておきました。

さて、楽しい帰り道。ほかの4人は疲れ果てていて無言。タクシーの中で居眠りする姿も。しかし、私は起きていました。なぜならば運転手さんがとてもおしゃべりだったから(笑)。でも、本当に楽しいおしゃべりでした。沖縄のいろんなお話を聞かせてくれました。

例えば、糸満の赤土でやちむん(焼物)が作られているとか、どんな農産物があるとか、デイゴの花の時期とか。この時期はちょうど花も終わりかけでした。また、近くにドラゴンフルーツの畑があれば教えてくれたりなんかも。

沖縄といえば琉球空手ですよね。運転手さんもなんと黒帯七段の腕前だそうで、すごい!私とハッサンも琉球空手の流派の一つをやっていると言ったら、わざわざ沖縄出身で現在カナダに移住して道場を開いているという有名な先生のお宅の前を車で通ってくれました。本当にどこまでも親切でした。

私も沖縄で神社やお寺をあまり見ない理由や宗教の質問をしたり、それにも答えてくれたり、神社のある場所を教えてくれたりしました。実は、その貴重なお話をあまり覚えていないおバカな私ですが…。

そうこうしている間に、那覇のホステルの近くに到着。心からお礼を言ってお別れしました。そこで、アマンダとローラの2人を発見!2人ともバスを乗り継ぎ、同じくらいの時間に那覇に帰り着いていました。2人には悪いけど、なんだか得をした気分になりました。

夜はローラ、ハッサン以外の5人で、沖縄家庭料理を食べに行きましたが、そのお話はまた次回!

つづく熱帯魚





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最終更新日  2006年07月12日 19時50分25秒
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